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2006年10月26日 (木)

再会

先日店で思いがけない再会をしました。
小学校時代のクラスメイトが、私の存在など知る由もなく、もちろん器を見るために店にやってきたのです。

彼女は私を見かけた瞬間に知ってる人だと感じたそうですが、私の方は全く気付かず、その後しばらくしてから(店においてあった私宛のDMの宛名を見て確信したようです)声を掛けてくれて、私も徐々に思い出していきました。でも、彼女の名前はちゃんと自力で思い出したんですよ。
すっかり忘れてしまっていたのですが、聞けば彼女は小学6年に上がるときにはすでに引越ししていて、小学5年で転校してきた私と一緒だったのはたったの1年間だったということが判明。
もう20年以上も昔の、人生のうちの三十数年分の1年間なのに、お互いよく思い出せたものです。私が転校生だったから自ずと目立って、彼女が美人だった(もちろん今でも)から覚えていたのかもしれませんが、人間の記憶って、中々大したもんです。

Banrihachis_1器好きの彼女と酒器好きのご主人が二人仲良く選んだのは吉岡萬理さんの鉄彩の鉢。
そういえば、萬理さんは私に色んな出会いを与えてくれています。感謝!
穂垂(ほたる)という店の名前も、ひとつには、初夏になると出会いを求めて光を放ちながら舞い飛ぶ蛍から連想して、器を通じて作り手と使い手のよき出会いがあればという願いを込めてつけた名前でもありますが、こうしてお客様と作り手の間で遊ばせてもらっている私はつくづく幸せもんであります。
蛍川に清き水の流れがあるように、穂垂にも清き水の流れをつくるのが私の役目。

ん? あちゃちゃー、凄い散らかってるぅ。。。

まずは掃除から始めまーす。。。。

顔洗って出直してきまーす。。。。。

>> 器穂垂ホームページへ

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