« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月26日 (木)

再会

先日店で思いがけない再会をしました。
小学校時代のクラスメイトが、私の存在など知る由もなく、もちろん器を見るために店にやってきたのです。

彼女は私を見かけた瞬間に知ってる人だと感じたそうですが、私の方は全く気付かず、その後しばらくしてから(店においてあった私宛のDMの宛名を見て確信したようです)声を掛けてくれて、私も徐々に思い出していきました。でも、彼女の名前はちゃんと自力で思い出したんですよ。
すっかり忘れてしまっていたのですが、聞けば彼女は小学6年に上がるときにはすでに引越ししていて、小学5年で転校してきた私と一緒だったのはたったの1年間だったということが判明。
もう20年以上も昔の、人生のうちの三十数年分の1年間なのに、お互いよく思い出せたものです。私が転校生だったから自ずと目立って、彼女が美人だった(もちろん今でも)から覚えていたのかもしれませんが、人間の記憶って、中々大したもんです。

Banrihachis_1器好きの彼女と酒器好きのご主人が二人仲良く選んだのは吉岡萬理さんの鉄彩の鉢。
そういえば、萬理さんは私に色んな出会いを与えてくれています。感謝!
穂垂(ほたる)という店の名前も、ひとつには、初夏になると出会いを求めて光を放ちながら舞い飛ぶ蛍から連想して、器を通じて作り手と使い手のよき出会いがあればという願いを込めてつけた名前でもありますが、こうしてお客様と作り手の間で遊ばせてもらっている私はつくづく幸せもんであります。
蛍川に清き水の流れがあるように、穂垂にも清き水の流れをつくるのが私の役目。

ん? あちゃちゃー、凄い散らかってるぅ。。。

まずは掃除から始めまーす。。。。

顔洗って出直してきまーす。。。。。

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月25日 (水)

水野急須+金継ぎ

Hiroshi012 Hiroshi006 およそ2ヶ月前、注ぎ口の修理のために戻ってきた水野博司さんの筋挽きの急須。
ぷっくらと膨らんだ丸い形に、直していても心和みます。小さな欠片二つを麦漆を用いて接着し、金を蒔いて修理完了。あとはしばらく(1ヶ月ぐらいは使わずに置いておきたい)漆が定着するのを待つのみです。
これで大体2千5百円程度の修理代になります。

それにしても特注でお願いしている水野さんの急須と湯呑がいつまで経っても出来上がってきません。ご注文いただいているお客様にはほんとに申し訳ありませんが、きっと素晴らしい出来上がりで近いうちに納品されると思いますので、もうしばらくお待ち下さい。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※水野さんの急須の在庫状況はメールにてこちらまでお問い合わせ下さい。
愛らしく機能的な急須、少々ございます。

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月24日 (火)

金継ぎ写真

最近行った金継ぎの仕事です。

Kintugi19_1 Kintugi33 Kintugi12_1




Kintugi3 Kintugi40_1




>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月23日 (月)

金継ぎ写真?

Kintugi001_1 金継ぎに使っている筆は洗濯ばさみで挟んで干します。
これで筆先が真っすぐに乾きます。
茶色い板は本当は掛花入れなんかをかけるために作ったのですが、普段はほとんど筆やらメジャーやらを掛けるのに使ってしまっています。。。
板の一部が白く光っているのは、縁側に置いた金継ぎ途中の大鉢に張った水の反射光(水を張っているのは漆を乾かすためです。漆は湿度によって乾きます。乾くといっていますが、本当は硬化するわけです)。ゆらゆらときれいだったので思わずパチリ。写真ではゆらゆらが全くわからないのが残念です。

Kintugi004 そしてこちらがその大鉢。
萬理さんが豪快に轆轤で挽き上げた尺一寸(約33cm)ぐらいのもの。
焼成時に縁に入った小さな傷に金を施します。

今日は金継ぎに関する問い合わせや納品が重なったので、金継ぎつながりの写真2枚をご紹介しました。

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月18日 (水)

器に夢を描きましょう。

Nacchanbanchan 定休日の昼下がり、返却すべき器を積んで行き慣れた萬理さんの工房へ。
うつわ祥見』さんでの個展を控え、制作に追われる萬理さん。人気者の萬理さんは、いつ伺ってもメールや電話がしょっちゅう鳴っていて、それに応対しながら絵付けをしたり高台を削ったり(携帯にイヤホンを付けてるから電話しながら両手を使える)、せわしなく動き続けます。

ガシャッ!

携帯電話立ての代わりとして使っていたお気に入りのデミタスカップを落っことしてしまう萬理さん。
そのカップ、ご友人が買い取る筈だったらしく、さすがに嘆く萬理さんだったが、私も傍で仕事の手伝いをしている奥さんも、こんなことでへこんだりする萬理さんではないことぐらい百も承知。
「アホやなぁ」と奥さんがつぶやいたかどうかは記憶が定かでないが、二人とも全く同情する気もなく…。
ま、いつもパワフルな萬理さんだから、デミタスカップの一つや二つ、あっという間に作ってしまうことでしょう。
「萬理さん、がんばってくださ~い」

Banridotkop_2

さて、萬理さんの器はカラフルな色絵の器と、鉄彩・粉引などの渋い器の二本立て。
和食器はとかく粉引などの無難なものを選びがちだが、ときにはこんなカラフルなものはいかがでしょうか。
パレットに絵の具をちょっちょっと出したみたいな“dot”柄のこのコップ、単純にカワイイです。
水色と赤が効いていて、ちょっとトリコロールを思わせる配色も、フランス好きの私にとって、お気に入りのポイントです。
この柄ならお子ちゃまからおばあちゃままで(おじいちゃまもなんとか)、老若男女、だれでも楽しく使えそうです。ちょい不良オヤジのジローラモさん(イタリア人ですが)にも似合いそうです。はい。
陶器にもっとも似合わないジュースだって、このコップなら問題なし。
私はジュースはまだ入れてませんが、下ろしたて一日目にして、コーヒー、緑茶、ミルクをこれで飲んじゃいました。
「萬理さん、これイケてますよ~」

萬理さんに元気をいただいて、ちょっとだけテンションを上げて書いてみましたが、本物のハイテンションはこちらの萬理さんご自身のホームページでぜひご堪能下さい。
萬理さんの文章、とっても楽しいですよ~!

Banridotkop2_1

 
 





 
●吉岡萬理/色絵コップ “dot” Ф約8.5cm×h約9cm 8分目で200cc \2,500

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 9日 (月)

秋色の白磁

Kurigohan_3 長谷川奈津さんが最近取り組み始めた白磁。
白磁といっても真っ白、ツルピカの白磁ではなく、雑味のある生成り色で、土ものっぽい雰囲気もある半磁器の白磁。
この白磁の飯碗は、とりわけ雑穀系のごはんによく馴染みそうな雰囲気。今朝は近所の秋山農園さんにいただいた栗を使って炊いた栗ごはんをこの飯碗によそってみた。素朴な風合いの白磁にやさしい甘みの素朴な秋味。美味しく二杯いただきました。
ご馳走様です。

奈津さんのお碗3種、少し余裕が出来ましたので、お好きな方にお分けしたいと思います。
下の文字をクリックしてご覧下さい。

●長谷川奈津/白磁飯碗 \3,000

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月 8日 (日)

個展のはしごと…

Kimura008_1 先週ふたつの個展を見に大阪へ。
以前にもご紹介した木村茂先生の石のエッチング。南船場の『LADS GALLERY』にて。
この1年の間に3回個展にお邪魔したが、ひとつひとつ違う表情を見せる100余りの石の作品は全然見飽きることがない。
先生の作品は数万円から買えるものがほとんどが、私にとっては高嶺の花。今回はこの5年間の作品をまとめた「目録」を買わせていただいた。こちらは可愛いお値段。
写真は作品No.1。おそらく何千年もの時を経たであろう小石を描写した作品だが、まるでたった今この世に生を授かったかのようなとても初々しい姿に捉えられていてなんともいとおしい。骨折で作品制作の休止を余儀なくされた先生の御年72歳の時の、新たな一歩を飾った記念すべき作品。見ているととてもやさしい気持ちになり、心温まります。

Kawabuchi001_3 お次は穂垂でもお馴染みの吉岡萬理さんの師匠、川淵直樹先生の作品展。北浜の『びぎゃら』さんにて。先日ご紹介した坂部博恵さんも川淵先生のお弟子さんでした。
今回の個展のテーマは刷毛目ということで刷毛目のマグをいただくことに。小さな取っ手はヨーロピアンスタイルの、穴に指が入らないもので実用性には欠けるが、大きなカップにちょこんと付いていているところがキュートです。先生の遊び心と理解。スピード感溢れる勢いある刷毛目はjazzの趣なり。

ご紹介が遅く、どちらも終了してしまいましたが、また皆様のお近くで開催されるときはぜひ足をお運び下さい。

この日、お客様から教えてもらった南堀江のロカリテというcafeでランチをいただいた。
聞いていた通り、玄米ごはんが角掛さんの深鉢に盛られて供されました。簡素だが天然素材と古い家具がゆったりと配置された空間に、器もとてもしっくり馴染んでいました。

>> 器穂垂ホームページへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »