個展のはしごと…
先週ふたつの個展を見に大阪へ。
以前にもご紹介した木村茂先生の石のエッチング。南船場の『LADS GALLERY』にて。
この1年の間に3回個展にお邪魔したが、ひとつひとつ違う表情を見せる100余りの石の作品は全然見飽きることがない。
先生の作品は数万円から買えるものがほとんどが、私にとっては高嶺の花。今回はこの5年間の作品をまとめた「目録」を買わせていただいた。こちらは可愛いお値段。
写真は作品No.1。おそらく何千年もの時を経たであろう小石を描写した作品だが、まるでたった今この世に生を授かったかのようなとても初々しい姿に捉えられていてなんともいとおしい。骨折で作品制作の休止を余儀なくされた先生の御年72歳の時の、新たな一歩を飾った記念すべき作品。見ているととてもやさしい気持ちになり、心温まります。
お次は穂垂でもお馴染みの吉岡萬理さんの師匠、川淵直樹先生の作品展。北浜の『びぎゃら』さんにて。先日ご紹介した坂部博恵さんも川淵先生のお弟子さんでした。
今回の個展のテーマは刷毛目ということで刷毛目のマグをいただくことに。小さな取っ手はヨーロピアンスタイルの、穴に指が入らないもので実用性には欠けるが、大きなカップにちょこんと付いていているところがキュートです。先生の遊び心と理解。スピード感溢れる勢いある刷毛目はjazzの趣なり。
ご紹介が遅く、どちらも終了してしまいましたが、また皆様のお近くで開催されるときはぜひ足をお運び下さい。
この日、お客様から教えてもらった南堀江のロカリテというcafeでランチをいただいた。
聞いていた通り、玄米ごはんが角掛さんの深鉢に盛られて供されました。簡素だが天然素材と古い家具がゆったりと配置された空間に、器もとてもしっくり馴染んでいました。
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