白と黒
関東三日目のこと。作家巡り最終日。
萬理号で帰路につきながら、静岡の作り手二人を訪問。
まずは午前中お若い吉田直嗣さんのところへ。
高速を降りれば雪化粧をした針葉樹の植林が。
綺麗… 思わずシャッターを切る。
ここは富士山麓の東側、聞けば吉田さんのところは富士山の1合目で、海抜が1,000メートル近くあるとのこと。
どうりで景色が違うわけだ。
店主と作家、男二人の珍客をご夫妻と赤ちゃんの3人で温かく迎えてくれました。
吉田さんの作る器は、師匠の黒田泰蔵さん譲りの造型感覚鋭いシャープな器。
そこに吉田さんらしいお茶目な感じが加わって、程よくゆるさを残した仕上がりになります。白磁一辺倒の黒田さんとは反対に吉田さんは黒い器一辺倒。かと言って別段黒にこだわっているわけでもなく、今はなんとなく他に食指が働かないご様子で、その辺がまた吉田さんらしいところなのかもしれません。
現在、銀座『日々』にて二人展中の吉田さん。これが終わった頃を見計らって、ぼちぼち器をお願いしたいと思っています。どうぞお楽しみに。
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