黒に恋して…
吉田直嗣さんの器はかなり危険です。
はまると病みつきになるかも…です。
このカフェオレボウルなどは、土ものとしては最薄の部類に入る口作りと、胴体よりも内側に少し巻き込むように作られた口元の角度によって、飲んで唇を器から離すときに、スッと何事もなかったかのように抜けるのですが、それが実に心地よいのです。
黒い器なので、ストレートなコーヒーや紅茶など、色も楽しみたい飲み物にはどうかと思いますが、名前の通りカフェオレはもちろん、ミルクティーにもいいし、ヨーグルトやアイスなどの小鉢としてもかわいらしい。やってみて個人的に一番ぐっと来たのが、コーンスープ。黒に黄色のコントラストがとっても綺麗でした。あと、意外と良かったのが赤系統のフレーバーティー。下地の黒と混ざり合ってルビーのような美しい色になっていました。また今度いろいろ写真を撮って載せてみないといけませんね。
薄作で軽いから中指と薬指で高台を挟んで、ワイングラスみたく片手でひょいと持ち上げられるので、雑誌片手に飲むことだって出来ます。
そういえばこの丸さ、ちょっとワイングラスのそれに似ていなくもないですね。一度ワインもこれで試してみましょうか?
吉田さんの黒い器遊びはまだ当分の間尽きそうにありません。。
●谷口晃啓/白磁正角皿(小) \1,400
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