白磁の鉢と深皿
昨年暮れに訪れた谷口さんの工房で、とりわけ目に留まった作品がありました。いや、正確にはまだ作品にはなっていなくて、それは素焼き前の乾燥途中の1枚でした。聞けば、胴体の僅かなふくらみが気に入らなくて、焼かずにおいてあるものとのことでしたが、ゆったりとした轆轤目、リムの付いた縁を少したわませることによってできた有機的なライン、未完成ではありましたが、全体から漂う雰囲気はシャープ且つ柔らかで、とても美しい鉢の形をしていました。早速制作を依頼して、それが昨日焼き上がってきました。
そしてもう1点、このリムの鉢を元にアレンジして、パスタのための深皿も作ってもらいました。リム鉢よりも浅く広い形で、こちらはたわみがなく真円です。
どちらの器も使い手次第で用途の広がる器ですが、和惣菜やサラダには鉢を、パスタやカレーには深皿をお選び下さると最適かと思います。
●谷口晃啓/
奥)リム鉢 Ф約21cm×h約6.5cm \4,000
手前)リム深皿 Ф約22cm×h約5.3cm \4,500
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