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2007年6月 3日 (日)

「毎日つかう漆のうつわ」

Mainichiurushi 先月発売になった漆の器の入門書をご紹介します。
タイトルは「毎日つかう漆のうつわ」。とんぼの本シリーズからの一冊です。
塗師の赤木明登さんとスタイリストの高橋みどりさんが、対談形式で「ぬりもの」をわかり易く紹介しています。主に初心者に向けて書かれた本ですが、内容は漆器の製作工程やお二人が実際どのように「ぬりもの」を暮らしの中で取り入れて使っておられるかなど多岐にわたっており、漆器のことを全般的に知ることのできる充実した内容になっています。
穂垂でもお馴染みの福田敏雄さんのお宅も登場していますし、今秋より取り扱い予定の仁城義勝さんの木の器もたくさん載っています。

ところで、この本のタイトル、どこかで聞き覚えがあるなと思ったら、字こそ違え、昨年末に行った福田さんの個展のサブタイトルと同じでした。表紙の器も展示会DMとほぼ同じで、サイズ違いのラッパ椀。福田さんの器を表現するのにピッタリな言葉を探してつけたサブタイトルでしたが、こんな風に符合することに。

それはともかく、この本、漆器をまだ使ったことがないという方はもちろん、上級者にも十分楽しめるお薦めの一冊です。ぜひご一読下さい。

●毎日つかう漆のうつわ/赤木明登 高橋みどり 日置武晴(新潮社) \1,400(税別)

>> 器穂垂ホームページへ

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