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2008年6月13日 (金)

撮影終了

Kubotayaten152 梅雨に入ったものの、今のところ雨の少ない関西です。とはいえ、おてんとさんも最終的には帳尻を合わせてくるでしょうから、そのうちどかっと降ってくるのでしょうか?

DMの写真撮影はいつも自然光頼りなので、晴れてくれるのはありがたい限り。お陰で何とか撮影を終えました。

ガラスの鉢は久保さんの新作です。縁をランダムに波打たせているところを久保さんは“はっちゃけた”と表現しておられました。写真では山紫陽花を投げ入れましたが、このちょっと深さのある中鉢は使い手次第で様々な用途に七変化しそうです。

Kubotayaten144_2田谷さんのポットはもうお馴染みですね。女性の作り手で急須・ポットと言えば田谷さんのものが真っ先に思い浮かびます。この灰釉の釉はご自宅の暖炉から出る灰を釉にしているそうで、こんなに綺麗な色が出るとは自然の恵みの有りがたさを感じずには入られません。そしてこれはもちろんそれを引き出す田谷さんの努力の結晶そのものでもあります。

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2008年6月 3日 (火)

深田容子展 最終日

Fkdtn08045_22週間とちょっとと開催してきました深田容子展も今日で最後となりました。最終日の今日はあいにくの雨模様となっています。初日、深田さんが黒のサマードレスに白い帽子という貴婦人のような出で立ちで(貴婦人は大げさですが、他に的確な表現が思いつかないので)、ここに来られたことが今となっては懐かしくさえ感じられます。関西でも昨日からいよいよ梅雨に入り、これからしばらくの間雨の日が続きますが、気分は明るく、笑顔で過ごしたいものです。

この季節、器にとってはカビに注意したい時期です。使った陶器はすぐに仕舞い込まず、丸1日ぐらいはしっかりと乾かしてから収納するように心掛けて下さい。我が家ではオープンの棚に使用後の器をずらずらっと並べ、数日は放置してから仕舞うようにしています。

さて、ちょっと気が早いですが、ここで次回展示会の予告を。
次回は吹きガラスの久保亜希子さんと、切れのいいポットや急須でお馴染みの田谷直子さんの二人展となります。開催期間は梅雨の明ける頃、7月19日(土)から8月5日(火)。田谷さんの器は半磁器質で滲み込みもほとんど気にすることなく使える優れものです。本当は梅雨前にご紹介できればよかったのですが、日程の都合で梅雨後の紹介となってしまいます。久保さんの黄色味がかった温かい雰囲気のガラスとの相性もとてもよく、ほんわかとしてノスタルジックな雰囲気の展示会になることと思います。

深田容子展は本日で終了となりますが、一部の作品は引き続き穂垂でご覧になれます。会期中来られなかった方は常設の器の中でどうぞご覧下さい。

Fkdtn08_035_2黄粉引六寸鉢は今回届いた中で一番やさしい黄色の器。
ところどころの斑点が、なるほど蛍の光ようにも見えますね。
梅雨の季節はほたるの季節でもあります。

深田容子/黄粉引六寸鉢 \3,780

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