グラスに咲いた花
この形と大きさが、ドンピシャに僕の心を捉えました。
春に久保さんの工房にお邪魔した際、工房の入り口脇の棚に、捜し求めていた形のグラスが目に入りました。聞けば尾形さんに頼まれて試作してみたとのこと。それはまだいくつかの点で修正を必要とするものでしたが、リファインしていけばきっといいものになるはず。僕も便乗して制作をお願いしておきました。
それが二人展のときには、きっちりとモノになってやってきました。口の厚みも薄すぎず厚すぎずのちょうどいい塩梅で、飲みやすいことこの上なし。冷蔵庫から水出しした煎茶を取り出し、ちょっと注いでグイッと一息で飲むのにもピッタリなサイズ。あるいは茶托に載せて出せば上品な余所行きに早変り。梅酒にも良さそう。梅を1個入れれば、ゆらぎのあるガラスの表面から梅が涼やかに透けて見え、いかにも美味しそうな表情に…。画はないのでご想像ください。
今日は鉢植えの花をちょっと拝借して入れてみました。
花も涼しげです。
秋の予感も近づいてきています。
久保亜希子/麦わらチビグラス \2,310
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