『お話し会』のことなど。
今年最後の展示会となる仁城三笘展も折り返し地点に差し掛かりました。
会期終了間際の作家さん来店とあって、前半は人出もゆったりで、ご来店された方はじっくりとこころゆくまで二人の作品を吟味できたことと思います。
来月4日、5日はいよいよ作家さんがお見えになります。4日はお二人揃って『お話し会』なるものも行います。どのような内容になるかは、「集まってくださった方の様子を見ながらその場の雰囲気ですすめましょう」と、仁城さんが仰っていました。三笘さんはというと、最初この『お話し会』の話を持ちかけたとき(この話は先ず最初に三笘さんに打診しました)、「そんなのとんでもない!オレ人前では緊張して話せませんから」と激しく断られたのですが、その後仁城さんに打診すると「ぜひやりましょう」と。三笘さんが嫌がっていたことを伝えると「そんなの僕だって緊張するから。いっしょですよ」ということで、三笘さんが拒否していたことなどあっさりと覆され、お話し会開催決定と相成りました。
送られてきたDMを見て初めて開催を知らされた三笘さんから、「参りました。こうなったら楽しむしかないですね」というメールが届き、覚悟を決めて来週奈良へやって来てくださいます。
仁城さんは昔はあまり人前に出て話をするということはなかったそうですが、60を過ぎて「僕も何か語り伝えて行かないといけないと思うようになった」そうです。長年木とともに生きてきた仁城さん。含蓄のある深い言葉をもってお話されることと思います。
平日開催のため、どれだけお客様が集まってくださるか心配もありますが、木工の川合君や富井さんをはじめ、作家の方も多くお見えになると伺っていますので、作り手と使い手を結ぶ、良き出会いの場にもなればと今から楽しみにしています。
三笘さんの器の追加納品が明日かあさってにあります。新作(たぶん新しい釉薬の器)が会期半ばで届けられてさらに賑やかな展示となります。後半もますます見逃せない二人展に、まだの方も、すでにお越しくださった方もぜひ足をお運びいただければと思います。
新作届きましたら速報いたします。
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