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2009年8月26日 (水)

横山さんの白いガラス

Hidekis_101 横山秀樹さんの名前は店を始めてすぐに知ることになった。開店後ほどなくして芦澤龍夫さんの器を取り扱うようになり、芦澤さんの工房に訪れた際に「これ横山秀樹さんのコップ」と言って見せてくださったのが白い気泡がいっぱい入った素朴なコップだった。

あれから8年たって、その間さらなるご縁があってついに穂垂にやってきた横山さんのガラスの器。気泡の入り混じった生成りのような素スに、少しばかりの手仕事の揺らぎを含んだコップやボウルの佇まいがどこまでもナチュラルで、深い安心感を与えます。

まだ工房訪問は叶っていませんが、とても原始的な設備でガラスを吹いていらっしゃるそうで、やきものに置き換えると差し詰め薪窯で焼いた南蛮焼〆のようなものなのではと勝手に想像しています。横山さんが「白」と呼んでいる透明の素地が一番デリケートだそうで、窯の調子が良い時でないと定番の“白い”コップは吹けないそうです。
ところでこの白い泡のガラス。実は白い色が着いているのではなく、透明の素地が泡泡になることで白く見えているっていうことに店主は今日ようやく気付きました(笑)。

Hidekis_015_4 定番以外のアドリブで作るコップやガラスの瓶などは非対称な形だったり、ラインがうねっていたりしますが、それらはあくまでも自然で嫌味がなく、まるで生き物のような生命力を宿しているように感じ、横山さんの造形感覚の素晴らしさを感じることができます。

HPで横山さんの出品作をご紹介しています。
どうぞご覧ください↓

http://homepage2.nifty.com/u-hotaru/webshop-special-august-2.htm

 
 
 
Fkdm_007次の個展、藤田佳三展のDMが刷り上がってきました。毎回思いますが、印刷というのは自分がイメージしていた通りの色には刷り上がらないものです。今回は赤みが足りない感じの出来。でも比較さえしなければそれはそれで「まいっか」ということになります。来週には発送しますので、どうぞお楽しみに。

 
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2009年8月25日 (火)

Makotos_031 Sakurais_052 Shimizus_023 Yoshidas_024 Dois_059 Hidekis_038

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2009年8月23日 (日)

夏→秋

Keizo_358 相変わらず滞りがちなこちらのブログ。
根が三日坊主ゆえ、続けられないんですね。
小さいころの日記も始めては止め、始めては止めの繰り返し。夏休みの宿題の日記なども最後にまとめて書こうとするも、過去の天気がわからず困りました。今だったらネットで検索すればすぐわかりますが、昔はそうはいかず、参ったなぁ。どうやって取り繕ったんだろう…

さて、ブログはさぼっていますが、仕事をしていないわけでは決してありません。店もちゃんと営業しています。当たり前ですが。

先日は次の藤田佳三展のDMの原稿をようやく出し終えました。秋を意識して室内に漏れる夕日で撮影。後はイメージ通り刷り上がってくるかどうか祈るのみ。来月早々には皆様のもとへお届けします。展示内容は穂垂初個展ということで、粉引、赤絵、安南手の定番食器中心の構成で、藤田佳三入門とも言える内容になります。ご期待ください。

Itos_005 ずいぶんお待たせしています八月のうつわ展のHP掲載ですが、昨日からようやく写真撮影に入りました。10名分一気には無理なので一人や二人ずつでも掲載を始められるようこれから頑張ります。

写真は伊藤聡信さんの色絵の尺皿。お寿司屋さんにこの皿を持って行って盛りつけてもらったら最高だろうな。

●伊藤聡信/色絵尺皿 \10,500 

 

ただいま発売中の『雑貨カタログ』秋号に店を紹介していただいています。よかったら書店でご覧になってください。話下手な店主の思いを上手くまとめていただいた編集のNさんに感謝です。

 

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2009年8月15日 (土)

真っ白なキャンバス

Naotsugu_009 出品リストに、「汲出に氷を入れて緑茶を入れると涼しげでよい雰囲気になります」と吉田さんが書き添えてくださっていたのでやってみました。ご近所さんから頂いた吉田さんと同じ静岡のお茶です。

吉田さんの白は真っ白で、どちらかと言えば無機質な類の白ですが、その分入っているものの色を極限まで引き立ててくれます。お茶の緑がとにかく綺麗に映り、薄くてキレの良い極上の口当たりと相まってお茶を飲む道具としての出来栄えはぴかいちです。

●吉田直嗣/白磁汲出 \2,625

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2009年8月14日 (金)

ガラスの季節です

Yoshida_014c 八月のうつわ展も会期の折り返し地点に差し掛かっています。真夏ということもありガラスの器がとりわけ好評です。

この時期、桃なんかの瑞々しい果物はガラスに盛るのが一番だなぁと感じます。

右はもうお馴染みの櫻井亜希子さんのそら豆皿。キュウリやナスの浅漬けもこれに盛ると最高に美味しそうに見えます。

左は今展から新しく紹介させていただくことになった横山秀樹さんの浅鉢。なんでもないシンプルな形がとにかく使いやすい。男っぽくて頼りがいのある横山さんのガラスの器をこれから少しずつご紹介していきます。
 

うつわ穂垂はお盆も普段通り営業しています。
八月のうつわ展、後半もひきつづき皆様のお越しをお待ちしております。

出品作のwebでのご紹介の方は来週から始めていこうと思います。
そちらもどうぞお楽しみに。

●櫻井亜希子/そら豆皿 \3,675

●横山秀樹/浅鉢 (店主私物)

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2009年8月 1日 (土)

八月のうつわ展 「夏の色を探して」 が始まりました。

August_013_2

August_076 August_051 August_078 August_093 August_139    

August_158August_148

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8月1日

August_012 今日から一ヶ月間、「夏の色を探して」と題して八月のうつわ展を開催いたします。

暑い暑い真夏ですが、たくさんの方にちらりとお立ち寄りいただけることを願っています。

さわやかなうつわがたくさん集まりました。

ぜひお越しくださいね。

 

約2年ぶりに、石田誠さん作の波々が届いています。
前回は白磁でしたが、今回は紅毛手仕様。
石田さんの他の食器類も今回はすべて紅毛手。

紅毛手ファンの方、必見です。

●石田誠/波々 \3,150

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