« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月25日 (金)

休日、信楽へ

Rosanjin_005

久々の信楽。

陶芸の森のてっぺんでは魯山人展が行われていた。

魯山人展は全国でしょっちゅう行われているが、よくよく考えると一度も観に行ったことがなかった。図録は持っているのだが。

八木橋昇さんの工房に伺い、用事を済ませた後、せっかくなので観に行ってみた。
色絵の鉢を描いた絵が気に入った。器はさんざん本で見ているので、なるほどという感じ。

Keizo00_123 道すがら、畦に咲く彼岸花が目を楽しませてくれた。
草の緑と彼岸花の赤のコントラストが藤田さんの赤絵と結びつく。

写真は今回とりわけ気に入っている七寸皿。こういう華のある器を気負わずさりげなく使いこなせるようになりたいものです。
 

藤田佳三展は残すところあと三日となりました。
最終日27日の午後遅くには搬出を兼ねて藤田さんがご来店されます。
素敵な器を作る素敵な作り手に会いに、ぜひお越しください。

遠方の方はwebでどうぞ。

●藤田佳三/赤絵七寸皿 \7,875
 

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月19日 (土)

絵粉引の器

Keizo03_080

藤田佳三展は会期も半ばを過ぎ、今日からwebによる作品紹介もスタートしました。

魅惑的な安南手や華やかな赤絵の作品に混じって、極控えめな絵付けが施された器があります。

絵粉引の器です。

粉引に鉄絵具と辰砂で蔓花をほんの少しあしらった器は、素朴な家庭料理を可憐に見せてくれることでしょう。

 

●藤田佳三/絵粉引5.5寸鉢 \4,410

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月17日 (木)

秋の夜長は…

Keizoblog_047_2 コーヒー片手に小説など読みたいところですが、私はと言えば、藤田作品のweb掲載に向けて、コーヒー啜りながら、youtube鳴らしながら、ひとりパソコンの前で作業中です。
『web藤田佳三展』は今週末には確実に掲載できると思いますので楽しみにしていてください。欲しかったあの器がきっと見つかります。

 
Keizo01_210_2 上は昨年の個展で求めた私物のC/Sで、右が今回のもの。
最近はC/S(カップ&ソーサー)というスタイルがあまり流行らないのか、良いC/Sをなかなか見かけなくなりましたが、藤田さんはきっちりと良いものを作ってくれています。C/Sは来客時なんかにはやはりあると重宝するものです。
 

藤田さんのカップで飲む『木なら』さんローストのマンデリンと、BOSEから流れる古内東子のせつない声が作業の疲れをしばし癒してくれます。
秋ですねぇ…
 

●藤田佳三/安南手コーヒーC/S \6,300

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月15日 (火)

メイド・イン・京都

Keizo2_069 初日には藤田さんが持ってきて下さったわらび餅をお客様と一緒にいただきました。「みずは北川」という京都の和菓子屋さんのもの。藤田さんのお皿で味わうわらび餅は格別の美味しさでした。

脇役のように写っている粉引の汲出も藤田さん作。安南手や赤絵の華やかな器ばかりが脚光を浴びている感のある藤田さんですが、無地の器の奥ゆかしい美しさも見逃すことなくしっかりと味わいたいものです。
この器、実はさりげなく伊右衛門のCMに使われていたりもします。カメラマンの方が藤田さんに電話してこられ値段を尋ねたところ、そのあまりの安さに拍子抜けされたそうです(笑)
店で実際の使い心地をどうぞお試しください。

●藤田佳三/安南手輪花五寸皿 \3,885

●藤田佳三/粉引汲出 \2,100

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月12日 (土)

藤田佳三展 ゆったり、まったり始まっています。

Keizo2_043 藤田佳三展が先週末より始まっています。

雨降りとなった初日は藤田さんもお出でになり、お客様お一人お一人とじっくり器の話をして下さいました。

最初のお客様は若い杜氏さんで、以前に彼女にプレゼントして好評だった藤田さんのぐい呑を、今度は自分用にと安南手のぐい呑を選んで行かれました。
この日はなぜか皆さんぐい呑を買って帰られ、ぐい呑デイとなりました。

Keizoten1_010

だからという訳ではありませんが、その夜は藤田さんの器をたくさん使っておられる、旨い地酒と新鮮な魚を食べさせてくれる料理屋さんに二人で出掛けました。近鉄八木駅そばの『沖田』さんという店です。ここは穂垂の器も少し使っていただいている店で、僕はこの日初めて伺うことができたのですが、白木の清潔感ある落ち着いた店内は女性一人で入っても大丈夫な感じで、橿原周辺で気軽においしい料理をというときにはとてもお勧めな店でした。
 
 

藤田佳三展は今月27日まで。
静かな奈良で、ゆっくり、じっくりと藤田さんの器選びをお楽しみください。

●藤田佳三/赤絵ぐい呑 \3,150

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月11日 (金)

藤田佳三展 搬入完了

Keizoten0_025

藤田佳三展がいよいよ明日から始まります。

先ほどディスプレイが大体終わりました。気になるところは多々ありますが、今日は明日に備えて早めに眠ることにします。

では明日、藤田さんとともに皆様のご来店をお待ちしております。

> うつわ穂垂HP 

|

2009年9月10日 (木)

藤田佳三さんの工房を訪ねました。

Keizoat_103_2一週間前の画になりますが、京都ののどかな山際にある藤田佳三さんの工房を訪ねました。

 

 

 

 

Keizoat_072手前の白い建物が削りや絵付けを行う作業場、奥の茶色い建物が窯の部屋です。ガス窯の煙突が見えますね。個展のための制作ももう追い込みです。

 

 

Keizoat_014伺った時は輪花皿の縁の削りをなさっていました。轆轤に刻まれた3点の印を基準に3箇所削ると後は自ずと削りの位置が決まります。フリーハンドでサクサクと削っていくと見る見るうちに花の形が現れてきました。最後に濡れた布で縁を整え形の完成です。

 

Keizoat_027削り用の轆轤の前には絵付け前の素地が無造作に置かれていました。呉須のラインだけ引かれた小丼にどんな赤絵が施されたのか明日の搬入が楽しみです。あれ?器にまじって栄養ドリンクを発見!徹夜のときはお世話になるとか。藤田さんには会期間近にいろんなことをリクエストしてしまいました。本当に申し訳ありません。

 

  

Keizoat_020

Keizoat_036

手板に並ぶ乾燥中の器と素焼き前の器の数々。新しい形の湯呑2種や、バリエーション豊富な輪花。これらも奈良へやってきます。

 

 

Keizoat_042本焼き用のガス窯。今頃ここに冷めるのを待つ器が入っていることでしょう。搬入日の朝、ようやく窯出しが行われ夕方に穂垂にやってきます。

  

 

 

 

Keizoat_043 素焼きと絵付け用の窯には素焼きを終えた器が入っていました。僕の好きな角皿も入っていました。

 

 

Keizoat_022_2

新しい試みの呉須赤絵の鉢もありました。秋冬にぴったりの温かみのある仕上がりです。さて、このうちどれがやってくるのでしょうか。

 

 

 

 

Keizoat_098_2すでに焼き上がっていた安南手の器。これらも明日には到着します。

 

 

 

 

 

[番外編]

Keizoat_095Keizoat_049かわいらしいワンちゃん2匹。右側のもモシャモシャくんが藤田家にやってきたのにはちょっとおもしろいいきさつが。気になる方は個展で直接藤田さんに伺ってくださいね。

 

 

Keizoat_033

最近安く手に入れたというワンボックスの軽自動車。
さびさびだったボディも仕事の合間にこつこつ磨いてピカピカ化計画が進行中でした。ドア回りは普段の画筆を塗装刷毛に持ち変え自ら塗装。これぐらいは藤田さんには朝飯前か。

  

 

 

Keizoat_080Keizoat_075

家の玄関へのアプローチもいい感じ。こんなキュートな庭の手入れも藤田さんがなさっているそうです。

 

 

さて、明日はいよいよ搬入です。色とりどりの器の到着を楽しみに待ちたいと思います。

> うつわ穂垂HP 

|

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »