3つ目の新たなお椀
今月20日から始まる「福田敏雄展」のDMの入稿をやっと終えることができホッとしている。
今回で3回目を数える福田さんの個展。1回目は独身時代、2回目は結婚直後、そして3回目となる今回は子供ができて迎えることになり、毎回家族構成が変わっている。
という訳で、小さな3つ目の新たなお椀が我が家に仲間入りした。
家族が増えるとともに何かものを増やしていく喜びがあるのは、何も漆に限ったことではないはずだけど、漆の椀はとりわけそのような喜びと実感にあふれている気がするのはなぜだろう。それはきっと漆器が少々高価で長持ちする一生もの感の強いものだからなのだろう。
一番奥の僕の椀が確か6、7年もので内側が特にツヤツヤしてきている。
妻のはようやく少ししっとりとしてきたかなといったところ。
息子の椀はちょうど個展がスタートする頃、離乳食デビューで使うことになるだろう。
きっと艶が出るより先に傷だらけになりそうな気がするが、それもまた良いだろう。
福田敏雄展は11月20日(金)から12月8日(火)まで。
うつわ穂垂今年最後の展示会です。
一人でも多くの方に福田さんの漆器の良さをお伝えできればと思います。
> うつわ穂垂HP
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