一息つこう
福田敏雄展、会期は後半に突入しています。
昨日でwebでの作品紹介ページをすべて掲載し終えました。
ご遠方の方や、会期中どうしてもご都合がつかない方は
下記ページにてお楽しみいただければと思います。
実店舗での会期は12月8日(火)までです。
福田敏雄さんの心安らぐぬりものの世界に触れてみませんか。
ひきつづき、皆様のご来店をお待ちしております。
> うつわ穂垂HP
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福田敏雄展、会期は後半に突入しています。
昨日でwebでの作品紹介ページをすべて掲載し終えました。
ご遠方の方や、会期中どうしてもご都合がつかない方は
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実店舗での会期は12月8日(火)までです。
福田敏雄さんの心安らぐぬりものの世界に触れてみませんか。
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湯呑と茶托の組み合わせってなかなか難しいものだと思いますが、ここはもう自分の感覚を信じて選ぶよりほかありません。
これはいける、と思ったのが写真の組み合わせ。
どっしりとした長谷川奈津さんの湯呑を受けとめるためには、やはりこれぐらい厚みがあって重厚感のある茶托が必要になってきます。
厚く挽いた欅の木地に、福田さんが石目仕上げと呼んでいる、蒔地の技法(木地の補強のために珪藻土などを塗り込む技法)を用いた仕上げが施されていて、傷が付きにくくなっています。
茶托をお求めになるときは、実際に湯呑を持ち込んで組み合わせてみられることをお勧めします。
明日は会期前半のお休みとなります。
No.421 茶托 4.2寸 石目・黒拭き漆 \6,300
※1寸約3cmでご換算ください。
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福田さんの個展は今年で3回目になりますが、毎回やってくるこの栗の小皿が僕は大好きです。
一見すると重厚な印象を受けるものの、手に持つと思いのほか軽いことに驚かされます。補強のために口縁と高台に巻かれた布がアクセントとなり、器体を引き締めるのにも一役買っています。
胡麻豆腐や、春には菜の花のお浸しを盛ってみたいし、好物のどら焼きもすっぽり収まりそうだぞ、なんて毎回妄想が広がる器です。赤飯などをよそう取り皿にもいいですね。
No.185 栗小皿 5寸 拭き漆 栗 \10,500
※1寸約3cmでご換算ください。
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ぬりものといえば、朱や黒、あるいは漆の濃い茶色がすぐ連想されますが、べっ甲というちょっと変わった色のぬりものもあります。今回もほんの数アイテムですが、べっ甲塗りの器がやってきています。
でも、べっ甲と聞くとなんだか“じじくさい”イメージを抱いてしまうのは僕だけでしょうか。そう、眼鏡の縁によく使われていたあの感じですが…。
福田さんのべっ甲色は、実際、とても綺麗な色でそれ自体おいしそう~な色をしています。僕としてはキャラメル色と呼びたいところです。そうすればずいぶんイメージが若返るように思うのすが…。
この縁丸サラダボウル(5寸)は、朝のフルーツたっぷりヨーグルトにもいいでしょうし、シリアルにミルクを注いだら、さらにおいしそうな色になるような気がします。
縁丸サラダボウルはこの5寸のお手頃サイズのほかにも、ゴージャスな7寸サイズ(右写真、こちらは石目仕上げ)と、素朴さが魅力の拭き漆仕上げの4寸、5寸サイズが届いていて、そのどれもが魅力的です。
No.474 縁丸サラダボウル 5寸 べっ甲 欅 \18,900(一番上の写真のもの)
※1寸約3cmでご換算ください。
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高く立派な高台の付いた、この男気系のクラシカルな小皿に、強く惹きつけられています。
現代のテーブルには高台の高い器は腰高な感じがして、個人的にあまり好きではないのですが、なぜかこれは嫌じゃないんですね。力強いのに押し付けがましさがなく、そこにさらりと立っている。でもやはりすごく立派で。そんなところに魅力を感じているのかもしれません。
高台の高さが活きるときもあります。たとえば茶托に載ったお茶とともにお菓子を添えるときには、高台の低い皿だとバランスが悪くなりますが、高さがあると吊り合いますし、向付け的に食卓の奥に置いたときにも、小さな料理でもかすむことなく存在をアピールできます。
また、とっておきのお酒を呑むときの酒の肴は、こんな上等な小皿に盛ってみたいものですね。
どちらかと言えば古めかしい感じのする器なのに、520番という最近の番号がつけられていたので福田さんに訊ねてみると、ずいぶん前から作っている形なんだけど、昔のはもっと分厚くてごっつかったのを、少し削ぎ落としてスマートに作り直したんだそう。
これでもごついと思っていたのに、前はもっとごつかったと聞いてちょっとびっくり。
そうやって“洗練されたごつさ”だから見ていても気持ちがいいっていうことでしょうか。
※1寸約3cmでご換算ください。
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今回、楕円形の手頃なサイズの上品な鉢が届いています。この器、とても気に入りました。
あ、そうそう、「福田敏雄展」が昨日から始まっています。昨日宣言し忘れていましたね。
タイトルに冠したナンバーは福田さんの作品ナンバーです。今回届いた一番後ろのナンバーが531番なので、この器は最近の作だなということがわかります。
木地は桂の木を刳り抜いて作ったもので、ほとんどが轆轤で挽いた丸い作品の中で、今回唯一の刳りものになります。刳りものは轆轤のものより手間がかかるため価格は少しお高くなりますが、こつこつと仕上げた感じが伝わる、じんわりとした良さがあるように思います。
電話で福田さんにこの鉢いいですね、とお伝えすると、最初のデザインは両端の縁が上にもう少し伸びた舟形のデザインだったんだけど、出来上がってきた木地を見てみると、少しいやらしい感じがしたので、自分で平らに削り取ったんですとのお答えが返ってきました。結果的には、それがきっと良かったんだと思います。
素朴で上品で、ずっとテーブルの上にに置いていても邪魔にならず、見ていると心落ち着く、ちょうどよい鉢に仕上がりました。
菓子盆にもなればパスタなんかも盛れる、懐の深い一鉢かと思います。
No.509 小判鉢 8寸×5寸※ 黒 桂 \27,300
※1寸が約3cmでご換算ください。
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2年振りとなる福田敏雄さんの個展がいよいよ始まります。
先ほど荷物を全部出し終えたところです。
それにしても、漆器の豊潤ともいえる美しさに溜息が出ます。
今日は写真なしですが、明日から少しずつ載せていきましょうね。
常設では漆器としてもっとも身近なアイテムである椀しかご紹介していませんが、個展では皿や鉢、茶托、弁当箱、重箱、ぐい呑、折敷、盆などなど、100を超えるアイテムを一挙ご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。
いつも自然体で人当たりの柔らかな福田さんが作るものは、やはりその人柄を反映して、漆器特有のきりっとした姿の中にも丸く柔らかな雰囲気があり、漆器と言えど緊張を強いるものではありません。
使う人の気持ちにすっと馴染み、傍にあるのが当たり前になる。そんな福田さんの器を、多くの方にご覧いただき、そしてできることならお使いいただき、良さを感じていただけると嬉しいです。
福田さんのうつわに触れればきっと幸せな気分になれることと思います。
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昨日は夕方から2つの個展をはしご。
最終日の「吉田直嗣展」を見た後、初日の「富井貴志展」へ。
場所は2か月前にオープンしたばかりの大阪市内の『SHELF』さん。
『やまほん』の山本さんがプロデュースしたという広々とした真っ白の空間に、富井さんの端正な作品が一つひとつくっきりと浮かび上がっていました。
300点余りの様々なアイテムが展示されて、見ごたえ十分な内容となっていますので、ぜひ足をお運びください。詳しくは下記URLで↓
http://konotami.zashiki.com/exhibition.html
因みに富井さんには穂垂でも来年5月に三笘修さんとの二人展をお願いしています。こちらもどうぞお楽しみに。
昨日頂いてきた富井さんの菓子楊枝を早速使ってみると…
切れ味抜群で“チョー気持ちいい”です。
[器DATA]
富井貴志/菓子楊枝(黒)
富井貴志/トレイ
吉田直嗣/白磁小皿
上泉秀人/面取小鉢
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今月20日から始まる「福田敏雄展」のDMの入稿をやっと終えることができホッとしている。
今回で3回目を数える福田さんの個展。1回目は独身時代、2回目は結婚直後、そして3回目となる今回は子供ができて迎えることになり、毎回家族構成が変わっている。
という訳で、小さな3つ目の新たなお椀が我が家に仲間入りした。
家族が増えるとともに何かものを増やしていく喜びがあるのは、何も漆に限ったことではないはずだけど、漆の椀はとりわけそのような喜びと実感にあふれている気がするのはなぜだろう。それはきっと漆器が少々高価で長持ちする一生もの感の強いものだからなのだろう。
一番奥の僕の椀が確か6、7年もので内側が特にツヤツヤしてきている。
妻のはようやく少ししっとりとしてきたかなといったところ。
息子の椀はちょうど個展がスタートする頃、離乳食デビューで使うことになるだろう。
きっと艶が出るより先に傷だらけになりそうな気がするが、それもまた良いだろう。
福田敏雄展は11月20日(金)から12月8日(火)まで。
うつわ穂垂今年最後の展示会です。
一人でも多くの方に福田さんの漆器の良さをお伝えできればと思います。
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