仁城さんの「木の器」
昨夜、冬の器展のメインの作り手である仁城義勝さんの器をHPに掲載しました。
木の温かい素材感を残しながら、漆の上質な衣をさらっと纏った仁城さんの器は、冬に限らず毎日使いたい器ですが、漆という素材の持つ上等な質感もあって、お正月などハレの日の器としても気取りすぎることなく特別感も演出してくれるでしょう。
とはいえ、仁城さんは自分の器を漆器とは呼んでいません。漆を塗ってはいるけれど、それはあくまでも木を保護するために軽く塗っているだけで、昔は白木のまま売っていた時期もあったそうです。でもやはり白木だと扱いが難しく、それを色々と説明するのが面倒になって、次第に漆を塗るようになったんだそうです。
「木が好きで、木という素材のいのちを感じられる器を作りたい」という思い。
だから仁城さんの器は漆器ではなく「木の器」
「我が家の食卓にも取り入れてみてもいいかな」と思える器がありましたら、ぜひ一度実際に使ってみていただきたいものです。陶磁器とはまた違った器の楽しみがきっと見つかると思いますし、またそれらの器との組み合わせによって、より一層の喜びも味わえることと思います。
仁城さんの「木の器」がある暮らし。
この冬から始めてみませんか。
> うつわ穂垂HP
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