« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月27日 (日)

吉田直嗣展 日程

少し前にアップしていたのでもうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、調整中だった吉田直嗣さんの個展の日程が決まっています。下のページでご確認ください。

>展示会

8月、夏真の個展です。時期的にものすごく暑いでしょうが、吉田さんの器はきっと暑さをクールダウンしてくれると思います。今から楽しみです。
 

実は吉田さんも、大震災の後に起こった静岡の地震(東北の地震があまりにも大きかったので、忘れられているように思いますが、これも相当大きなものでした)で被害を受けていて、結構器も割れたようで、ショックを受けておられましたが(電話越しの彼の声はそれでも明るく前向きでした)、負けずに兄弟展をいま鎌倉の「utsuwa-shoken onari NEAR 」で開催されています。

> LIFE BASE(吉田兄弟のブログ)

吉田さんの器には軽やかに苦難を乗り越えてしまうような、しなやかさが備わっているように感じます。お近くの方はぜひその雄姿を見に行ってやって下さい。
きっと何か感じるものがあると思います。
 
 

|

2011年3月26日 (土)

今日も寒い一日になりましたね。

朝、散歩がてら駅前のスーパーまで買い物に行きました(何と平和なことでしょう!)。
帰り道、民家の庭先に桜が咲いているのを見つけ(行きも同じところを通ったのですが、気づきませんでした。もちろんそこかしこに咲いているんだろうけど、全然気づいていない)、今季節は春だということを忘れていたことに気づきました。

あの日以来、私の中ではほとんど時計が止まったまま、前に進んでいなかったのです。

ダメダメです。

とにかく少しずつでも、もがきながら、前進していこうと思います。

 

今日、ようやく北国からメールをいただきました。

本当に嬉しかったです。

|

2011年3月14日 (月)

長谷川奈津展 会期延期のお知らせ

このたびの震災に伴い、4月8日より予定しておりました長谷川奈津さんの個展を延期することを決定しました。

私も奈津さんもできる限り予定通り開催したいと思っていたのですが、計画停電が実施されようかという事態に至り、窯焚きが困難になったため、延期せざるを得なくなりました。

変更後の日程についてですが、まだ決まっておりません。今後の停電等の状況を見ながら、もう少し日にちをいただいて決めたいと思います。早い段階で停電を回避できれば2週間程度の延期で開催できると思いますが、長引いた場合は夏以降の開催になる可能性もあります。
楽しみにされている方には大変申し訳ありませんが、どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

> うつわ穂垂HP

|

2011年3月12日 (土)

震災のあまりの大きさにただただ言葉を失います。

奈津さんを通じて、藤野近辺の作り手さんたちがご無事なことを確認してひとまずホッとしていますが、東北にも穂垂のお客さんがたくさんいらっしゃるし、宮城は父の郷里なので親戚の安否も気懸りでなりません。とにかく今はただ無事であることを祈るばかりです。

「阪神」で震災の恐ろしさは身近に経験していますが、このようなことが起きると、たとえ被災者でなくても普通の精神状態を保つことが難しくなります。でも、それでも被災していないものにとって一番大事なことは、普通に暮らすこと、与えられた仕事を全うすることであり、そこからすべてが始まります。

そして、茶碗屋は茶碗を売ることで、世の中に貢献したいと思います。

|

2011年3月 6日 (日)

岡山、2日目。“春一番”を見にいく

Dsc_0090j_626

岡山2日目。

7時前起床。朝陽が燦々と射し込む東向きの部屋は、朝の苦手な私をいくらか起きやすくしてくれました。
おいしい朝食をいただき、早々に仁城さん一家に別れを告げると、岡山行きの最大の目的である、富井さんと石川さんの二人展を見るために、会場の『天満屋岡山店別館くらしのギャラリー』へと向かいました。
 

木とガラスはとても爽やかな組み合わせで、二人の瑞々しい感性が気持ちよく響き合っていることが伝わってくる展示内容でした。

この日これ以外に何も予定がなかった私は、昼遅くまで展示を堪能させていただいただけでなく、厚かましくも昼食までいただいてしまったのでした。ギャラリーの仁科さんにはこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。
 

会期はまだあと1週間残していますので、興味のある方はぜひお出かけください。
遠くからでもわざわざ行く甲斐ありますので。

Dsc_0080j_621_2
 

■石川昌浩・富井貴志 二人展 “春一番”
 2011年3月2日~15日
 会場:天満屋岡山店別館くらしのギャラリー

 

> うつわ穂垂HP

|

2011年3月 5日 (土)

岡山、1日目。富井さんと、仁城さんに会いに行く

Dsc_0063j_620

昨日今日と、岡山へ行ってきました。

目的は二つ。いや、本当は一つだったけど、大きなオプションが付いて二つに。
メインは木工の富井さんとガラスの石川さんの二人展を見ること。
大きなサブは仁城さんにお会いすることでした。

一日目、ところどころ雪が舞う中、富井さんの車に便乗して仁城さん宅に向かいました。
予定通り3時に到着。先客の地元の米農家の方とともに一服御馳走になり、その後隣接する仕事場へ。仕事は「荒刳り」という、器のおおよその形を削り出す段階に入っていて、その作業の様子を見せていただく。富井さんもその一連の作業の無駄のなさと、素早さに感嘆することしきり。作業終了後は仁城さんの制作の工夫や、手製の道具を解説付きで見せていただく。富井さんにとっては、ご自分の制作のヒントになることもたくさんあったようで、熱心に仁城さんの説明に耳を傾けておられました。

Dsc_0026j_622
荒刳りする仁城さん。円柱状の木の塊りが器の姿に変わる。

Dsc_0043j_624
富井さんに道具の説明をしているところ。

Dsc_0029j_623_2
人気の入子組椀はすでに荒刳りを終えていた。
これからさらに多くの工程を経て、出来上がるのは10月です。

夜は奥様の手料理に舌鼓を打ちながら、器づくりの話を核に、仁城さんのこれまでの歩みなどを交えながら、楽しい人生の勉強会と相成りました。
酔いも心地よく回って、私も富井さんも床に就くとすぐに眠ってしまいました。

二日目へ続く。
 
 

> うつわ穂垂HP

|

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »