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2011年10月26日 (水)

わら灰釉の粉引

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急に寒くなったと思ったら、関西では木枯らし1号が吹いたようです。

写真は久々の入荷となった竹本ゆき子さんの器。
わら灰釉を掛けて焼いた粉引はベージュ基調の温かな色合いで、このぽってりとした汲出(品名はボウルとなっていましたが)なんかは、これからの寒い季節、温かい飲み物を両手に包み込んで啜るのにぴったりです。

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ほんのり青く乳濁したわら灰釉の溜まりがところどころに見られてキレイです。

 
●竹本ゆき子/粉引わら灰釉ボウル Ф11×h7cm \2,310

 

> 竹本ゆき子さんの器

 

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2011年10月24日 (月)

小林慎二さんの漆器

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今回から取り扱いの始まった小林慎二さんの漆器です。

小林さんは輪島で赤木明登さんのところで修業された方です。

これは私自身も初めて買った端反りのお椀。
端反りの優雅なラインが、広く取った内すぼまりの高台に乗っかっていて、上品さと親しみやすさがうまく表現されています。

どちらかといえば飯椀をイメージさせる形かも知れませんが、私はもっぱらみそ汁に使っています。

端反った口元は想像通りの口当たりの良さです。

色は写真の朱と黒のほか、この中間的な色目の溜塗り(現在欠品)もあります。

 
●小林慎二/端反り椀 朱・黒 各\8,400

 

 

常設展は現在中休み中です。28日(金)に再開いたします。

 

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2011年10月22日 (土)

「まことスリップ」

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石田誠さんが最近新たに取り組んでいるスリップウェア。

日が暮れてから撮ったので、ツルテカの釉薬に、もうどうしようもなく光源が写り込んでしまって酷い写真になりましたが、実際はかなりいいムードを持った器なんですよ。

仕入れてきたばかりで、まだ実際に料理を持って試せてませんが、何を盛ろうか考えただけでワクワクします。

几帳面な幾何学模様のスリップもいいけれど、この脱力感たっぷりの「まことスリップ」に店主はよりシンパシーを感じてしまうのです。
 

ただ一つ残念なのは、
料理を盛ってしまうとこのお茶目なスリップが隠れちゃうんだよねぇ…

お楽しみは食後にとっておきましょうか。
 

●石田誠/スリップ4.5寸碗 \3,150

      /スリップ4寸碗 \2,730
 

 

<10月26日 追記>

スリップウェアの鉢を買ってくださったお客様が綺麗な画像を撮って送って下さいました。

庭で撮られたものだそうで空と雲が写り込んでいますが、やはり自然光は綺麗ですね。ありがとうございました。

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2011年10月21日 (金)

常設展 始まりました。

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●石川隆児/粉引飯碗 \2,100

 

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2011年10月20日 (木)

常設展 明日から

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明日から常設展が始まります。

常設がないのに常設展? 常設がないから常設展?

考えるとおかしなことになりますので、その辺はスルーしていただいて、とにかくいろんな作り手のいろんな器を見れる展なんだとご理解いただけるとありがたいです。

ただいま設営中といいたいところですが、まだ大阪で梱包作業中です。

すべての器を連れては行けそうにありませんが、なるべくたくさんの器を持っていけるよう、もう少しだけここで格闘して奈良に向かいたいと思います。

多くの方に実際に器を手に取って見ていただけると嬉しいです。
奈良・香芝でお会いしましょう。


写真は尾形アツシさんのヒビ粉引平鉢と土井善男さんの乳白釉輪花五寸鉢。
どちらもHPにも掲載しています。
個人的に超お勧めなのですが、まだ売れ残っていることを考えるとHPではその良さが伝わっていないのでしょうか。ぜひ実物を見にいらしてください。

 

> うつわ穂垂HP

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2011年10月16日 (日)

松山

Arata_111016_11144m_2 石田誠さんの工房にて

Arata_111016_11153m_2 麦わら筒湯呑

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2011年10月15日 (土)

瀬戸内 旅行→作り手訪問

Setouchi2011017m_2 直島のかぼちゃ

Setouchi2011002m 直島の夕日

Setouchi2011009m 尾道の斜階段

Setouchi2011016m_2 石川昌浩さんが主宰する石川硝子工藝舎

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2011年10月 1日 (土)

告知 「うつわ穂垂の常設展」

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今日から10月。

デスク越しの窓から、冷たい風が入ってきて、秋を実感する季節になりました。
 

さて、今月の企画展の告知を少し。
 

10月21(金)、22(土)、23(日)、飛んで28(金)、29(土)、30(日)

上記の日程で、常設の器の展示販売を行います。

便宜上、「常設」と書きましたが、今常設展示は行っていないわけで、実際にはHPのweb shopのページに掲載している器のことを意味します。

ですので、HPの器を実際に見て、手に持ってみてから買いたいという方は、ぜひこの機会に足をお運びいただけましたら幸いです。

また、掲載している以外にもまだご紹介できていない器や、個展の後に気にいって買い取った器なども色々とありますので、それらもこの機会にご覧に入れたいと思います。

新しい作り手のご紹介もあります。今回初めて、石川隆児さん(陶)と小林慎二さん(漆)の器をご紹介いたします。

それから、年に一度この時期に入荷する仁城義勝さんの出来立てほやほやの木の器もご覧になれます。

村木雄児さんには黒地に三島手の鉢をお願いしていますし、竹本ゆき子さんと深田容子さんの器も久しぶりに入ってきます。

それから、数は僅かですが、焼きヒビなどがある器を金継ぎして直したものがありますので、それらをこの際お金に換えて被災地の義援金にしたいと思っています。定価の半額ほどの値段をつけておきますので、+αでお買い求めいただけるとありがたいです。

それからあと、企画展前に石田誠さんの工房も訪ねますので、何か面白いものを見つけてきたいと思います。

ま、だいたいそんなところでしょうか。

運搬の都合上、前半と後半と品物を分けて展示するかもしれませんので、「私はこの日しか行けないので、その時にこの器を見せて」などのリクエストがあれば遠慮なくお申し出ください。
 

というわけで、「うつわ穂垂の常設展」を、皆様どうぞよろしくお願いします。

 
このあいだ直接仕入れてきた田谷直子さんの蓋付きマグも、まだ残っていたら奈良に持っていきますね。田谷さんらしい実直さがそのまま形になったようなこのマグ、涼しくなって朝の紅茶が復活して只今大活躍中です。
 

●田谷直子/草花文蓋付マグ \3,990

径約7.6cm 高さ約9.3cm(蓋を除く) 容量(8分目で)約220ml

 
 

> うつわ穂垂HP

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