2011年の最後に
波乱の一年が間もなく終わりを告げようとしています。
程度の差こそあれ、どなたにとってもつらく厳しい一年だったのではないでしょうか。
そんな中、秋に工房を訪れた際に石田誠さんが仰った言葉がしみじみと思い出されます。
「せめて食卓だけは心安らげる場所でありたいですね」
私たちの生の根源である食の安全が大きく脅かされる状況となった今、それは本当に切実なテーマとなりました。
ここでご紹介している、いわゆる作家ものの器は、単なる食の道具を超えて、それに応える力を持っていると思いますし、そうでなきゃいけないと思います。
器というものを通じて、いかにそのテーマに応えることができるか、これからまた一つひとつ、作り手や使い手の皆さんとともに、作り上げていきたい思います。
来る2012年もどうぞよろしくお願いいたします。
> うつわ穂垂HP
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