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2012年5月29日 (火)

伊藤聡信展を控えて

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伊藤聡信展開催まで約1カ月となりました。

先月工房を訪ねた際には、相変わらずの充実した仕事振りを見せていただきました。上の写真はその時にDM用に持ち帰ったものです。

中央左のリムのついた印判の皿はお隣さんに分けてもらった木灰を釉薬にして厚めに掛けて焼いたもので青みが強く青磁のような趣があり、いつもの磁器とはまた違った雰囲気に焼き上がっています。
その下の鉄印判の皿は同じ釉薬を酸化で焼き上げたもので、マットでクリーム色に発色し、焼成方法による出来上がりの違いがはっきりとわかります。

今日、伊藤さんに制作状況を電話でお伺いしたところ、今のペースで作っていくと500ピースは軽く超えちゃいそうとのことで、磁器ベースの印判や色絵の器のほかに、土ものに印判を施したものなども今回はたくさん出せそうとのこと。新作もたくさん加わって賑やかな展示になりそうです。

DMはまだ作成中ですが、ご希望の方はこちらからメールをお送りください。来月中旬ごろに発送させていただきます。

 

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2012年5月22日 (火)

石川隆児さんの粉引浅鉢

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今日は保育園が弁当の日だったので、私も昼間から豪華なおこぼれにあずかりました。

画像ではサイズ間が伝わりませんが、盛った器は石川隆児さんの直径19cmほどの浅鉢です。石川さんの粉引は寂びを感じるような自然な風合いなので、このように素材そのものを盛るととてもしっくりきます。

これぐらいのサイズ(6寸前後)の浅鉢は何にでも使えてとても重宝するので、我が家ではいろんな作り手のものをその時の料理に合わせて適当に使い分けています。お値段的にも6寸までなら比較的買いやすいものが多いので助かりますね。
 

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2012年5月18日 (金)

竹本ゆき子さんの灰釉(濃)

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竹本ゆき子さんの豆皿と田谷直子さんのマグ。

秋に二人展をしていただくお二人の器です。

竹本さんのこの豆皿は、お付き合いが始まる前に一番最初に頂いたもので、深みのある緑の灰釉が素敵な一枚です。
これは彼女がまだ青木亮さんの工房を借りているときに灯油窯を用いて焼かれたものです。その後、ご自身の工房を持たれ、窯が変わってこの色を出せなくなっていたのですが、また灯油窯を導入し再びこれにチャレンジすると伺いました。
秋の二人展にその成果を見せていただけるそうなのでとても楽しみにしています。

 
 

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2012年5月16日 (水)

石川出張3(最終回) 萠窯(竹内靖さん・智恵さん)

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ここで今回初めてご紹介する萠窯さんを訪ねるのは実は初めてではありません。
もう10年以上前、店をオープンする前に全国各地の窯場を訪ね歩いていたときに、九谷の地で出会ったのが萠窯さんの器でした。器を見て早速窯を訪ねると、自分とほぼ同年代のご夫婦が九谷の伝統を踏まえながらもちょっと個性的な絵付けと形で器作りをされていて、穂垂オープン時に華やかな染付の器が並ぶことになりました。

今でこそ土ものを多く取り扱っている穂垂ですが、オープン当初は染付と土ものが半々か染付の方が若干多いぐらいで、また窯ものの器が多かったこともあり、そんな中では比較的値の張る萠窯さんの器はなかなか買い手がつかず、その後仕入れを断念せざるをえませんでした。

これはもう全くもって自分の恥をさらすことなのですが、当初私はお二人に「すぐに売れなくても、いいと思ったものを粘り強く置き続けるような店でありたい」などとかっこいいことを言っておきながらすぐに諦めてしまったという、なんとも不甲斐ない店主であり、萠窯さんに対して申し訳ないという気持ちと、いつかまた紹介できるときが来ればなぁという思いを持ち続けていました。

そして少し前にちょっとしたきっかけがあり、再び萠窯作品を穂垂で取り上げさせていただきたいという気持ちが強くなって今回の再訪が実現しました。

こんな私でも萠窯さんは快く迎えて下さり、靖さんは相変わらずクールで芯の通った器作りをされていて、智恵さんは情熱的な力強い絵付けがますます魅力的になっていました(お二人の作品作りは成形を靖さんが担当し、絵付けを智恵さんがなさいます)。

納品はまだ少し先になりますが、今度こそは焦らずじっくりお二人の魅力的な作品を皆さんに橋渡ししていきたいと思っています。
 
 

 
  

また、今回の石川出張でお訪ねした安齋さん、艸田さん、萠窯さんの三人展を来春開催することが決定しました。まだ先の話ですがどうぞご期待下さい。 

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2012年5月15日 (火)

石川出張2 艸田正樹さん

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コップの底を磨るときの手つきがものすごく優しいんです。
慈しむように奥へ手前へ、ゆっくりとしたリズムで。


金沢の市街を抜けて里山と呼べるエリアに艸田正樹さんが通うガラス工房があります。昨年からその工房のスタッフとしても働き始めたそうで、作品作りとスタッフ業務との両立に苦労しながらも充実した日々を過ごされているご様子でした。

昨年から原料のガラスも変わったそうで、作るときのガラスの感触も大幅に変わったらしく、出来上がりの雰囲気もよく見ると今までとは少しだけ変わっていました。
艸田さんの作品作りはピンブロウなので基本的に成型時は遠心力のみで形作ります。そのため、ガラスという素材の硬さや粘度が変われば出来上がる作品にも自ずと影響してくることになります。
まだ以前のようにうまくコントロールしきれていないそうで、大きな作品も作れないそうですが、小さな作品から順番にまた一から作りなおす作業を楽しんでやっておられるようでした。

新作の片口とぐい呑。上の写真のように旋盤で底を磨って滑らかにすることで、この光を吸い集めるようなガラスの輝きが生まれます。

ゆらぎのある美しい器がより美しく輝きます。

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『風の人』と『やわらかな方位』
店主はこのあと“風邪の人”に…

 
 

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2012年5月14日 (月)

石川出張1 安齋新さん・厚子さん

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先日、石川県の作り手3組を訪ねました。まずは安齋新さん、厚子さんご夫妻。

古い蔵を利用した工房に足を踏み入れると、ミディアムテンポの心地よいジャズが流れていて、お二人の醸し出す穏やかで優雅な雰囲気と相まって、個展直前(明日から堺のOogiさんで個展)とは思えないなんとも心地よい空気に満ちていました。

新しく取り組まれているシノギの器や韓国のオンギの形をした蓋物、新作のひねり型の皿や鉢など、最近の仕事をいろいろ見せてもらいましたが、ここでは相変わらず魅力的な器が次々と生まれているようです。

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