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2012年6月25日 (月)

伊藤聡信さんの印判

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伊藤聡信さんの個展の会期が今週末からと迫ってきましたので、少しずつ伊藤さんの器を紹介していきたいと思います。

まずは染付印判の器を。

印判は手書きに比べ、判子をポンポンと押していけばよいので、その昔は量産できる雑器としての性格の強い器だったと言えますが、ロボットが次から次へと複雑なプリントを瞬時にこなすオートメーションによる量産技術が進歩した今となっては、人が一つひとつ手で判子を押していく行為すら贅沢な技法と言えるかもしれません。

ほどよくラフに濃淡を作りながら、自然にかすれたような雰囲気を作り出す伊藤さんの印判の器は、さながら老練なジャズマンの緻密に計算された中での即興演奏のように、クールで落ち着きを感じさせてくれます。

この後に展開されていく色絵の器もこの印判の技法がベースとなっていて、やはり印判は伊藤さんの器を見る上では決して欠かすことのできない技法と言えるでしょう。
   
 

 
  
  
●伊藤聡信/安南鉢 Ф16×h7.5 \4,200

 

> 伊藤聡信 陶展

> うつわ穂垂HP

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