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2013年6月24日 (月)

窯焚き風景1 5月15日

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我々(私と八田亨君)が到着した時には、バーナーでのあぶりも終わって、薪の投入が始まっていました。窯の温度をモニタリングしながら徐々に薪をくべ少しずつ窯の温度を上げていきます。

窯焚きは夜通し行われるので大変な作業と思われがちですが、実はその時点ではもう大して大変ではありません。陶芸家にとって轆轤で器を挽くことが大変ではないのと同じで(その前の土づくりの方がよほど大変なのです)、窯焚きよりも窯詰めや薪の準備の方がよほど骨の折れる作業なのです。薪は割木を買えば大変ではないかもしれませんが、窯詰めはそうはいかず、村木さんも手伝いの高田谷君と二人で丸5日もかかったそうです。まあ、何事も下準備が大変という訳で。

実際、我々は美味しいところだけ頂戴しに来たようなものでした(八田君は私よりもずっとよく働いていたことだけは八田君の名誉のために付け加えておきます)。私自身、薪窯の窯焚きを手伝うというのは初めてで、憧れの薪くべをほんの数時間ですが、真剣に務めさせていただきました。

今回我々を含め10数人で窯焚きをしたわけですが、一番大変だったのは、大人数の食事の準備をしてくださった奥様や料理隊の方々だったと思います。

お世話になったお礼に私にできることと言えば、少しでも多く器を皆様にお届けする。ただそれだけであります。はい。

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