萠窯のコーヒーカップ ~優雅な一杯のための~
初日の昨日はあいにくの空模様でしたが、今日は夕方まではしっかりと晴れて間もなく12月というのに暑いぐらいの1日でした。
やはり自然光が入ると器も俄然いきいきとしてきますね。
空いた時間を見計らって店内のスナップ写真をパシャパシャ撮りました。
さて、コーヒーカップのラインナップが充実しています。
染付、赤絵、色絵、色絵は新作で、自分が使うにはちょっと派手かなとも思いますが、思い切って使うと案外ハマりそうな予感もするなと思いつつ見ています。
ソーサーにはカップを置くための丸い窪みがあるタイプとないタイプがありますが、この色絵はないタイプなので、単体でお皿としても使えて喜びが増します。
マグカップはたっぷりサイズ。
私的には、朝は紅茶をたっぷり淹れたいので、これにティーバッグ2つ入れるとちょうど良さそうなのでモーニングカップとして欲しくなっています。
お腹の膨らんだ愛らしい形のカップはハンドルの位置が絶妙で、かなり大きなカップですが、持った時のバランスがとてもいいです。
萠窯のコーヒーカップは、焼くときに生じてしまう口元の歪みを極力なくすために本焼きを2度行います。
轆轤成形の器はそば猪口でも飯碗でもなんでも口元が楕円ぎみに歪む傾向がありますが、コーヒーカップはハンドルが付いている分バランスが崩れやすく、より大きく歪んで焼けてしまいがちなのです。
なのでそれを防ぐため、口元に釉薬を掛けずに口を下にして一度本焼きし(これで歪みが抑えられます)、口元に釉薬をかけなおしてもう一度焼くことで焼き歪みの少ないカップが出来上がります。
手間がかかる分、少し割高になりますが、きっちりした仕事に華やかな絵付けのカップは優雅な気分にさせてくれること間違いなしです。これぐらいのプチ贅沢はきっと許されると思います。
優雅な気分に浸りたくなったら、迷わず萌窯のカップをお選びいただければと思います。
萠 窯 展 竹 内 靖 ・ 智 恵
2014年11月29日(土)-12月7日(日) 11:00~17:30 会期中無休
> 萌窯展について
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