石田誠展 折り返し
先週末から始まった石田誠展も早いもので今日で折り返し地点です。
紅毛手の器を中心に、南蛮、白磁、スリップウェア、ガレナ釉など、2年前の個展とラインナップ自体はそれほど変わっていませんが、ものはずいぶん変わったように感じています。
轆轤の腕がさらに上がって、ブレが減って個体差も減っています。そしてそれはただのサイズ合わせ、形合わせに終始するのではもちろんなく、一つ一つがピリッといい形でしなやかに決まり、艶やかな釉を身に纏いきらめきを放っています。
このようにボディに関しては昔にくらべ変化が大きいと感じますが、スリップウェアの模様などは相変わらずの脱力系で、力の抜け加減が実に石田さんらしくて、思わずくすっと笑ってしまうようなお茶目さも健在なのが嬉しいところです。
何はともあれ、進化の止まらない石田誠さんの器に会いに、ぜひお越しください。まだまだ見応え十分の展示となっております。
それから、天然生活9月号イベント便り欄で、個展の告知をしていただいています。
お持ちの方は最後の方の小さな記事を探してみてください。
石田さん、「世界各国の技法を駆使する」と紹介されているところに何やら反応されていました。笑
> 石田誠展
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