今年もありがとうございました。
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旅館からのご依頼で納めさせていただいた川合優さんの栗の丸盆(尺1.5寸)。
同じ木からとったものか聞きそびれましたが、さすがに10枚以上あると木目の表情も様々です。
納品前に一部写真に収めさせていただきました。
すっきりとした形で木を生かす、川合さんの透明感のある仕事がいいなと思います。
こんな美しい木地盆には白磁やガラスの器を合わせたいですね。
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遅ればせながら詳細データを追記いたしました。一つ下の記事を含め、改めてご覧いただければと思います。
川合優さんの作品紹介はこれで全てとなります。
●栗拭き漆丸盆 Ф30×h2.2cm \26,250
樹齢数百年の栗の木を用いた拭き漆仕上げの丸盆。薄作りで軽い仕上がり。
皿としての使用もできるデザイン。
●栗木地丸盆 Ф34.5×h2.5cm \26,250
上の拭き漆のものと同じ木でできた無塗装の丸盆。
美しい栗の杢を存分にお楽しみください。薄作りで軽い仕上がり。
●松木地隅入盆 Ф31.8×h1.6cm \26,250
無塗装の松は使い込むほどに艶を増す、育て甲斐のある樹種です。
折敷としても使えますね。
■箱膳(杉・小) \8,400 |
サイズ:外寸)一辺約25cm×高さ約15cm 内寸)一辺約21.3cm×高さ約13cm |
■箱膳(杉・大) \10,500 |
サイズ:外寸)一辺約32cm×高さ約18cm 内寸)一辺約28.2cm×高さ約16cm |
杉の間伐材を利用した箱膳。足のあるデザインとないデザインがあります。足のあるものは上記内寸より数ミリ深さが浅くなります。外寸は同じです。
■薄板(杉、尺×7寸) 約30×21×0.7cm \6,300
■薄板(杉、尺1×8寸) 約33×23.6×0.7cm \8,400
縁の処理が美しい杉柾目の薄板。裏表対称に作られているので両面使えます。折敷や花台など、自分なりの使い方をお楽しみください。
無塗装のため吸水性がありますので、使う前に水にくぐらせると、急な染み付きをある程度防げます。使用後はたわしで手入れすると、徐々に木目が立ってきて変化も楽しめると思います。
川合さんの美意識の高さを伺わせるシンプルで美しい作品です。
■杉皿(6寸~9寸)
6寸 一辺約18×h約2.2cm \7,350
7寸 一辺約21×h約1.8cm \8,400
8寸 一辺約24×h約1.8cm \9,450
9寸 一辺約27×h約1.8cm \11,550
中心に向って緩やかなくぼみのある無塗装の杉板皿です。仕上げにサンドペーパーは使わずカンナのみで仕上げています。そうすることで木の表面が良い状態になり、ずっと撫でていたくなるようなすべすべの肌触りになります。厚みはあるものの縁をシャープに仕上げ、杉らしい軽い仕上がりとなっています。
6寸(a) 一辺約17.3×h約2.2cm \7,350
赤身と白太をバランスをとりながら配置しています。
6寸(b) 一辺約18×h約2.2cm \7,350
あえて虫食いのあるところを使い枯れた味わいを出しています。
お干菓子に好適。
7寸 一辺約21×h約1.8cm \8,400
柾目の美しい杉を堪能できます。
8寸 一辺約24×h約1.8cm \9,450
9寸 一辺約27×h約1.8cm \11,550
●トング \3,150
●菓子切り \1,260
●欅花入れ \21,000
●ウィンザーチェア \105,000
●ウィンザーテーブル \63,000
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■弁当箱 \14,000(税抜)
外寸:約16×10.5×5.5cm(←現在、16.5×11×5.5cmに変更されています)
内寸:約15×9.5×5cm(←現在、15.5×10×5cmに変更されています)
その後、更なるサイズ(およびバランス)変更があり、2014年9月17日現在、
外寸:約18×9×6cmとなっております。
これにより、女性の方でも片手で持ち易くなりました。
■弁当箱(小) \12,600 小サイズは現在注文不可となっています。
外寸:約14.6×9.2×4.2cm
内寸:約13.5×8.1×3cm
川合さんの定番の杉の弁当箱です。材は非常に美しい柾目を持つ杉を使用しています。外はウレタン系の塗料を木の風合いを残しながら薄く塗ってあり扱いやすくしています。内側は拭き漆仕上げで安心な作りです。
■弁当箱(拭き漆) \14,700
外寸:約16.5×10.9×5.4cm
内寸:約15.4×9.8×4.4cm
総拭き漆仕上げの弁当箱。
■弁当箱(変形) \16,800
外寸:約18×12.6×6.8cm
内寸(身のみ):約16.2×10.9×4.6cm
弁当箱としていますが、もともとは着物屋さんの小物入れとして作られたものだそうです。蓋の天はわずかに盛り上がり、柔らかな雰囲気となっています。
弁当箱は受注製作を承ります(現在、一番上に掲載の定番サイズのもののみご注文可能です)。納期は通常およそ2、3カ月程度ですが、時期によっては遅くなることもございます。お急ぎの場合は事前にご確認ください。
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今日は川合さんの重箱をご紹介します。
川合さんはもともと家具作りからスタートしている方なので、こういった箱ものももちろん得意とされています。重箱のほか、箱膳や弁当箱、最近では茶道具として使う小箱まで手掛けておられます。
川合さんの重箱は内側はすべて拭き漆仕上げとしていますが、外側は拭き漆のほか、木地のままのものとウレタン塗装をしたものとがあります。
どの仕上げのものにも共通しているのが、木目の美しさと、それを際立たせるためのシンプルな形です。川合さんの仕事は鉋で削った木の上にほとんど何も足さない、装飾性のない仕事ですが、木がそのままで持っている木目の美しさを最大限に引き出すその仕事は、ときとして装飾的とも言えるほどに際立った美しさを現します。木目は自然が作り上げた装飾と言えましょう。
下にご紹介する重箱も、樹齢数百年の貴重な杉と栗の木を用いた一点一点が唯一無二の美しい箱たちです。なかなか素人写真ではその美しさをうまく捉えることはできませんが、想像力で補いながらじっくりとご覧いただけましたら幸いです。
■川合優/重箱(杉、8寸・二段・内拭き漆外ウレタン塗装) \68,250
外寸:約24×24×11.6cm(一段の高さ約5.4cm)
内寸:各段約22.6×22.6×4.5cm
樹齢500年以上の杉を用いた8寸の重箱。内側は拭き漆、外側はウレタン塗装。各段に十文字の仕切り(分解式)がついています。ウレタン塗装は浸透性のものを軽く施してあるだけなので、木の柔らかな肌触りは十分に残されています。
画像では良く分かりませんが、蓋の裏側は中心に向かって少しえぐるようにゆるやかな削りが入れられ、丁寧な仕事ぶりが伺えます。
■川合優/重箱(杉、6.5寸・二段、内拭き漆外木地仕上げ) \63,000
外寸:約19.5×19.5×11.2cm(一段の高さ約5.4cm)
内寸:各段約18.3×18.3×4.5cm
少人数向けの6.5寸サイズの重箱。樹齢数百年の材を外側には何も塗らず鉋だけで仕上げました。各段に十文字の仕切り(分解式)がついています。外側の木地は使い込むと次第に赤みを帯びた艶が出てきて美しく変化していきます。下段の下部に飾り切りが施され、四隅が足のようになっています。最近はこのような小さなものの方が重宝がられるようです。
■川合優/重箱(栗、6.5寸・二段、拭き漆仕上げ) \63,000
外寸:約19.5×19.5×12.2cm(一段の高さ約6cm)
内寸:各段約18.3×18.3×5cm
樹齢数百年の栗の杢の美しい部分を使っています。小さくいくつか空いた虫食いの穴もどこか上品で、さらなる味わい深さを添えています。各段に十文字の仕切り(分解式)がついています。下段の下部に飾り切りが施され、四隅が足のようになっています。木地仕上げのものに比べわずかに背が高くなっています。全面拭き漆仕上げなので扱いやすく、使い込むと艶も増していくことでしょう。
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今日は川合さんの我谷盆(わがたぼん)をご紹介します。
我谷盆は、かつて高度成長期にダム建設のために廃村となった我谷村で作られていた盆のことで、木目に対して垂直に彫られた水平に並ぶ力強い鑿跡が特徴的で、その素朴で大らかな民具としての美しさが近年クローズアップされている。
古いものを写す仕事の場合、オリジナルを忠実に再現するアプローチと、オリジナルからエッセンスを抽出して現代的にアレンジするアプローチがありますが、川合さんの場合は前者で、製法を当時の製法に出来る限り近づけることでオリジナルの持つ雰囲気を再現しようとするものです。
川合さんから伺ったおおよその作り方は、切り出した丸太を斧で板に割り、その割り板を製材せずに、まだ乾燥しない間に刳りぬいて鑿で仕上げるという作り方です。
割り出した板を製材せずに極力無駄なく使うため、サイズは一点一点まちまちになります。川合さんはお盆の裏側や縁の一部を敢えて割りっぱなしのまま使ったりと、素材感をより強調するような作りで、プリミティブな表情に仕上げています。
●我谷盆(小) × × cm \18,900 在庫なし
鉄の染料とタンニンが反応して薄いグレーに染まっています。
●我谷盆(深) 約26.5×18×6cm \26,250 在庫なし
口元には板を割った時のギザギザが、裏側には板の“耳”が残されています。
●我谷盆(浅) 約29.8×20.3×3cm \20,000(税抜) sold
使い勝手のよいサイズ。 彫り跡は見込みのみ。
●我谷盆(浅) 約29.5×20×2.4cm \21,000 在庫なし
こちらもl使い勝手のよいサイズで、 鑿跡は枠の内側にも彫られています。
●栗拭き漆鉢 約23×15×5.8cm \26,250 sold
我谷盆の要素を取り入れとても魅力的に仕上がった栗の鉢。外の面取りも素敵です。
みかんやおやつを入れてテーブルの上に。
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実店舗での川合さんと仁城さんの二人展が今日終了しました。
思いのほか寒い一週間となりましたが、そんな中お越しいただいた皆様本当にありがとうございました。皆様くれぐれもお風邪など召されませんように。
さて、これからは会場をこちらのブログに移しひきつづき二人展をお楽しみいただきたいと思います。
今回もまた、いつものようにのんびりペースでの掲載となりますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
屋久杉、神代杉、黒柿でできた魚形は、正倉院所蔵のガラスの魚形を写したもの。
無知な私は知りませんでしたが、ガラス作家の津田清和さんは見てすぐに気付いておられました。さすがです。
●川合優/魚形(屋久杉、神代杉、黒柿) 約7cm 各\3,150
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木でできた器の多くは、漆なり、塗料なり、オイルなり、何かしら木を保護するための仕上げが施してあるのが普通ですが、川合優さんの器の多くはそれらの仕上げを何もしない無塗装で木地のままの器です(中には漆仕上げも塗装したものも少しあります)。
川合さんは木は鉋で削っただけで、ペーパーも掛けず何もしない状態が一番綺麗だといいます。そしてそれは時が経っても、丁寧に使い込まれたなら、仕上げしたものよりも美しくなるんだと。だからなるべく何も塗りたくないと、オイルすら。ただしそのためには徹底的に鉋を美しく仕上げないといけません。そういう意味では木地仕上げは技術力が伴って初めて実現できる仕上げと言えそうです。
二人展のパートナーの仁城さんも最初は木地のままの器をたくさん作っておられたそうですが、当時はなかなか理解してもらえず、結局木地のままで売るのを諦め、木を殺さないぎりぎりの妥協点として漆を三回だけ塗るという仕上げに行きついたのです。
今は昔に比べると格段に色々な考え方を受容する社会になっているし、ネットを使えば作り手自ら情報発信もできるので、川合さんの試みも案外すんなりと受け入れてもらえるかもしれませんね。私も微力ながら協力したいと思います。
「川合 優 仁城義勝 二人展」
12月1日(土)-9日(日) 11:00~17:30
> 展示会について
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