2015年12月11日 (金)

光射す方へ

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艸田さんのことを少し書きたいと思います。

地元名古屋の大学(専攻は土木工学)を卒業後、艸田さんは東京でシンクタンクに入社して都市計画や「まちづくり」といった、プランニングの仕事に携わるようになります。

まちづくりで人の役に立ちたいという希望を抱いて就いた仕事でしたが、そんな願いは会社という組織の中では置き去りにされ、ひたすら効率よく仕事をこなすことを求められる希望とはかけ離れた環境の職場でした。

まちに暮らす普通の人々のためにより良き未来を考える役目の人間が、会社と自宅の行き来だけでまちに暮らしている実感もなく、単に数字とにらめっこして、過去に作り上げた一つの型に機械的に当てはめていくだけの仕事に矛盾を感じ、退職を決意するに至ったのは入社5年目のことでした。

 

東京から一旦距離を置いて(戻ろうと思ってもすぐには戻れない距離で)、何も知らない土地で0から人生を見つめなおそうと艸田さんが選んだ地は富山県の八尾というまち。そしてそこでほどなくしてサラリーマン時代に趣味で少しやっていたガラス作りに再会することになります。
 
 
つづく

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2015年12月 6日 (日)

「仁城義勝 艸田正樹 二人展」が始まりました。

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仁城義勝 艸田正樹 二人展が始まりました。

うつわ穂垂今年最後の展示会となります。

まずは実店舗にてご覧いただけましたら幸いです。

 
 

> 仁城義勝 艸田正樹 二人展

> うつわ穂垂HP

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2013年5月 6日 (月)

三人展 まもなく注文受付終了です。

「安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展」でご紹介してまいりました器のご注文受付は今日でいったん終了させていただきます。明日以降はまたお問い合わせを下されば再制作の可否、納期等お調べいたします(一部、継続して販売する器もございます)。

出品作の閲覧は右側サイドバーの作り手の名前をクリックしてご覧ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

> 安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展

> うつわ穂垂HP 

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2013年4月14日 (日)

艸田正樹さんの硝子 三人展の終わりに

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まったくもって、遅くなってしまいました。

ブログ三人展の最後を飾るのは艸田正樹さんの硝子の器です。

画像のクオリティはかなり低いですが、水が固まったかのように、限りなく透明な艸田さんの世界をどうぞお楽しみください。




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●艸田正樹/コップ「風の人のグラス」(M) Ф約9~9.5×8cm \4,725

左から A、 B、 C、 D、 E、 F





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●艸田正樹/鉢「つめたい雨」(S) Ф約11×5cm \4,200

左奥から時計回りに A、 B、 C、 D、 E




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●艸田正樹/鉢「つめたい雨」(M) Ф約15×4.5cm \5,250

左から A、 B





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●艸田正樹/鉢「つめたい雨」(2L) Ф約11×5cm \7,350 一点のみ

 



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●艸田正樹/片口「やわらかな方位」(M) Ф約14×5cm \4,725

左から A、 B
 
 



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●艸田正樹/片口「やわらかな方位」(3L)A Ф約15.5~19×5.5cm \7,350

 



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●艸田正樹/片口「やわらかな方位」(3L)B Ф約16~18×7cm \7,350

 
 


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●艸田正樹/平鉢「月の輪」(M) Ф約14×4cm \4,725

左から A、 B、 C

 



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●艸田正樹/茶碗「ジュピター あるいは 静かな火」A(桐箱付) Ф約14×6.5cm \15,750





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●艸田正樹/茶碗「ジュピター あるいは 静かな火」B(桐箱付) Ф約14×7.3cm \15,750



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●艸田正樹/グラス「酸素の国」 Ф約8~9×10.5~11cm \4,725

左奥から時計回りに A、 B、 C、 D、 E

 


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●艸田正樹/ボトル「霧の夢」(S) Ф約6.5×11.5cm \7,350



以上で、「安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展」出品作の掲載はすべて終了となります。しばらくの間、ご注文を受け付けておりますので、こちらのページをご参照の上、メールにてご注文ください(電話・FAXでも可)。
なお、展示会出品作は送料の割引サービスは適用外となります。
(HPのwebshopページ作品と合わせてお買い物いただく際は、webshopページ作品のみの合計金額で割引の適否が決まります)

 
 
 

> 安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展

> うつわ穂垂HP 

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2013年3月24日 (日)

三人展、始まっています。

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「安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展」が昨日から始まっています。

暖かくなって、店内にはたくさんの花が咲き乱れ、蝶や鹿までも遊びに来てくれています。



> 安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展

> うつわ穂垂HP  

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2013年3月23日 (土)

安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展が始まります。

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陳列を終えた小さな店内に、様々な器の花が咲き揃いました。

桜の開花とともに、いよいよ三人展スタートです。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

> 安齋新・厚子 艸田正樹 萠窯 三人展

> うつわ穂垂HP
 

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2013年3月17日 (日)

艸田正樹/「水のトルソ」

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艸田さんの作品にはすべて詩的なタイトルがつけられている。

美しい器に添えられた美しい言葉の意味を想像しながらの作品鑑賞も、

ときには良いではありませんか。




常設の作品から、


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●艸田正樹/ボトル「水のトルソ」 各\7,350 左から、A sold、B sold、C sold

参考サイズ C:Ф6.5×h16cm



ここでご紹介しました作品は当店在庫で通販もお受けしております。
2013年以降の記事で、sold表記のないもの、あるいは残数表示のあるものはお買い求めいただけます。

下記ページを参照の上、ご注文ください。


http://homepage2.nifty.com/u-hotaru/webshop-howtoorder.htm 

 

> うつわ穂垂HP  

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2012年5月15日 (火)

石川出張2 艸田正樹さん

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コップの底を磨るときの手つきがものすごく優しいんです。
慈しむように奥へ手前へ、ゆっくりとしたリズムで。


金沢の市街を抜けて里山と呼べるエリアに艸田正樹さんが通うガラス工房があります。昨年からその工房のスタッフとしても働き始めたそうで、作品作りとスタッフ業務との両立に苦労しながらも充実した日々を過ごされているご様子でした。

昨年から原料のガラスも変わったそうで、作るときのガラスの感触も大幅に変わったらしく、出来上がりの雰囲気もよく見ると今までとは少しだけ変わっていました。
艸田さんの作品作りはピンブロウなので基本的に成型時は遠心力のみで形作ります。そのため、ガラスという素材の硬さや粘度が変われば出来上がる作品にも自ずと影響してくることになります。
まだ以前のようにうまくコントロールしきれていないそうで、大きな作品も作れないそうですが、小さな作品から順番にまた一から作りなおす作業を楽しんでやっておられるようでした。

新作の片口とぐい呑。上の写真のように旋盤で底を磨って滑らかにすることで、この光を吸い集めるようなガラスの輝きが生まれます。

ゆらぎのある美しい器がより美しく輝きます。

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『風の人』と『やわらかな方位』
店主はこのあと“風邪の人”に…

 
 

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2009年5月21日 (木)

プレうぶ展 No.5 艸田正樹さん

Kusada_042_2 なんとか展示を終え、ホッと一息です。

作家さんの中には今展に寄せての思いを綴ってくれている方もいらして、それを読みながら荷解きするのは店主だけに許された楽しい作業です。

艸田正樹さんがこんな文章を寄せてくれています。

<「風の人のグラス」と「つめたい水(写真の鉢)」の2つは、ガラス作りを始めたばかりの頃から作っているアイテムです。この形が現れたとき、やっと、自分らしい形が見つかり、もしかしたら、「作家」としてやっていけるかも…と、今思い返すと、甘い予測をもとに作家活動をスタートさせてしまったのでした。まさに「初心」だったのですねー。よい企画ですね。他の作家さんの器も見てみたいです。>

さらっと正直な気持ちを吐露してくれている艸田さんです。
「よい企画」と言ってくださっているところもお見逃しなく。
企画者冥利に尽きます。お世辞かもしれませんが…

さて、周知の通り、新型インフルエンザのニュースが喧しく報道されています。
奈良では今のところ、感染確認の知らせはありませんが、これは時間の問題かもしれません。幸い弱毒性ということで、店主自身は全く気にしていませんが(大体インフルエンザにかかったこともなければ、大人になってからは予防接種すら受けたことありません)、外出をためらう方がいらっしゃるかもしれません。
「よい?企画」もお客様がいて初めて成立します。なので、もし出足が鈍ければ1週間の会期延長も検討しています。そのときはまたこちらで告知いたします。
webでのご紹介もいつもよりは早めたいと考えています。掲載数もできるだけ多くしたいと思っていますので、どんな形にせよ、30番目の参加者として「うぶ展」にご参加くださいますようお願い申し上げます。

●艸田正樹/「つめたい水」

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2008年10月 1日 (水)

艸田さんのガラス

Kusada_028艸田正樹さんのガラスの器が、久しぶりに入荷しました。

初めて艸田さんと出会ったのはもう何年も前(6、7年前になるか?)の「松本クラフト」。
一瞬クリスタルかと見紛うほどの、ガラスの輝きにハッとしたことを覚えています。
その後すぐに取り扱いをさせてもらうことになったものの、比較的高額な艸田さんの作品は、オープン間もない弱小ギャラリーにとっては、頻繁に仕入れられるものではなく、お客様に見本をお見せして、注文をいただいてから制作を何度かお願いした程度で、それ以外は中々仕入れられる懐事情ではありませんでした。
そうこうしているうちに、艸田さんもガラスの器の制作を随分減らしてしまったようで、特定のギャラリーでの個展が時たまある以外は、ガラス作家としての艸田さんの名前をあまり目にしなくなっていきました(艸田さんは素材をガラスに限定せず、現代美術の作家としての活動も展開されていて、ご自身は自分のことをガラス作家とは認識していないということを、後に取り扱いの始まったガラス作家で艸田さんと親交のある中村真紀さんから聞いていました)。
それがまた今年に入ったぐらいから、艸田さんの名前を目にするようになってきて、どうやら本格的に器作りを再開されたらしいことが伝わってきました。
そんな折、あるお客様から冷茶を飲むのにぜひ艸田さんのグラスを使いたいという要望があり、それはちょうど艸田さんのことが気になっていた僕にとっても、とてもいい機会だったので、久々に連絡を取ってみたところ、しばらくは腰を据えて器作りに専念していきますとのこと。それならばと、取り引き再開の意思を伝え、今回久々に入荷の運びとなった次第です。

Kusada_004 経緯の説明が長くなってしまいましたので、今日はこの辺で。
艸田さんのガラスの魅力については追々ご紹介して行きたいと思います。

新しくなった艸田さんのHPもどうぞご覧下さい。定番作品が美しい写真で紹介されています。

> 艸田正樹さんのホームページへ

> 器穂垂ホームページへ

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