2011年7月 5日 (火)

横山秀樹さんのコップ

Ykym_110705_5307j_719_2

横山秀樹さんは色の入ったガラスもとても魅力的な作品を作られる方ですが、個人的には透明のコップ類が一番好きです。

横山さんの透明は完全な透明ではなく、ほんのり黄金色掛かった温かみのある色見で、電球に例えると蛍光灯ではなく、白熱灯の灯りのような雰囲気です。
そして気泡が入っていたりするところも、懐かしい感じがして大好きです。

女性の手にもよく馴染むであろうモールのコップ、大きくて背の高いコップ、ロックグラスにもできそうなズドンとした男っぽいコップ。どれもが力強さとふわっとしたやわらかさの感じられる、魅力に満ちた吹き硝子のコップたちです。

これら3種類のコップをただいまHPに掲載準備中です。
どうぞ楽しみにしていてください。

 

> うつわ穂垂HP

|

2009年8月26日 (水)

横山さんの白いガラス

Hidekis_101 横山秀樹さんの名前は店を始めてすぐに知ることになった。開店後ほどなくして芦澤龍夫さんの器を取り扱うようになり、芦澤さんの工房に訪れた際に「これ横山秀樹さんのコップ」と言って見せてくださったのが白い気泡がいっぱい入った素朴なコップだった。

あれから8年たって、その間さらなるご縁があってついに穂垂にやってきた横山さんのガラスの器。気泡の入り混じった生成りのような素スに、少しばかりの手仕事の揺らぎを含んだコップやボウルの佇まいがどこまでもナチュラルで、深い安心感を与えます。

まだ工房訪問は叶っていませんが、とても原始的な設備でガラスを吹いていらっしゃるそうで、やきものに置き換えると差し詰め薪窯で焼いた南蛮焼〆のようなものなのではと勝手に想像しています。横山さんが「白」と呼んでいる透明の素地が一番デリケートだそうで、窯の調子が良い時でないと定番の“白い”コップは吹けないそうです。
ところでこの白い泡のガラス。実は白い色が着いているのではなく、透明の素地が泡泡になることで白く見えているっていうことに店主は今日ようやく気付きました(笑)。

Hidekis_015_4 定番以外のアドリブで作るコップやガラスの瓶などは非対称な形だったり、ラインがうねっていたりしますが、それらはあくまでも自然で嫌味がなく、まるで生き物のような生命力を宿しているように感じ、横山さんの造形感覚の素晴らしさを感じることができます。

HPで横山さんの出品作をご紹介しています。
どうぞご覧ください↓

http://homepage2.nifty.com/u-hotaru/webshop-special-august-2.htm

 
 
 
Fkdm_007次の個展、藤田佳三展のDMが刷り上がってきました。毎回思いますが、印刷というのは自分がイメージしていた通りの色には刷り上がらないものです。今回は赤みが足りない感じの出来。でも比較さえしなければそれはそれで「まいっか」ということになります。来週には発送しますので、どうぞお楽しみに。

 
> うつわ穂垂HP

|

2009年8月14日 (金)

ガラスの季節です

Yoshida_014c 八月のうつわ展も会期の折り返し地点に差し掛かっています。真夏ということもありガラスの器がとりわけ好評です。

この時期、桃なんかの瑞々しい果物はガラスに盛るのが一番だなぁと感じます。

右はもうお馴染みの櫻井亜希子さんのそら豆皿。キュウリやナスの浅漬けもこれに盛ると最高に美味しそうに見えます。

左は今展から新しく紹介させていただくことになった横山秀樹さんの浅鉢。なんでもないシンプルな形がとにかく使いやすい。男っぽくて頼りがいのある横山さんのガラスの器をこれから少しずつご紹介していきます。
 

うつわ穂垂はお盆も普段通り営業しています。
八月のうつわ展、後半もひきつづき皆様のお越しをお待ちしております。

出品作のwebでのご紹介の方は来週から始めていこうと思います。
そちらもどうぞお楽しみに。

●櫻井亜希子/そら豆皿 \3,675

●横山秀樹/浅鉢 (店主私物)

> うつわ穂垂HP

|