2008年2月 5日 (火)

黒い器を繕う

Kintugiysd最近ようやく器の繕いをする時間ができてせっせと修理に励んでいます。
大抵は金を蒔いて仕上げますが、器の色によっては銀を蒔くこともあります。
これらはいずれも吉田直嗣さんの黒い器ですが、焼き上がりの色味によって金と銀を使い分けています。
   

Kintugimesi_2飯碗は釉薬の中に少し金色が混じったような色合いだったので金で仕上げました。
 




 

Kintugipot_2 真っ黒に近い仕上がりのポットの蓋と、どら鉢の底の部分は銀で仕上げました。

吉田直嗣/ポット(中) ※銀継ぎあり \10,500
直径約9cm 高さ約11cm



Kintugisundo_3






 

Kintugidora_2 一点もののどら鉢は、今の季節、赤い椿などを浮かべて花器として使っても良いでしょう。このどら鉢、正面に茶褐色の窯変が出ていて、それが見所となっています。

吉田直嗣/どら鉢 ※銀継ぎあり \10,500
直径約17cm 高さ約8.5cm

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2007年3月 6日 (火)

金継ぎをお待ちの皆様へ

Kintugi014 後一回で終わるもの。もう少しかかるもの。まだまだのもの。届いたばかりのもの。
このところ、金継ぎの依頼が絶え間なくやってきます。

最近は2,3日に1回のペースで進めていますが、年末年始は長いことサボっておりました。のろまな私、なかなかうまく時間を作れません。優先順位の低い金継ぎは最後のほうに後回しに。。

まだかまだかと金継ぎをお待ちの皆様、大変申し訳ありませんが、いましばらく時間を下さい。どうかよろしくお願いいたします。

さて、今から3点ばかり、金蒔きの仕上げに取り掛かります。

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2006年10月25日 (水)

水野急須+金継ぎ

Hiroshi012 Hiroshi006 およそ2ヶ月前、注ぎ口の修理のために戻ってきた水野博司さんの筋挽きの急須。
ぷっくらと膨らんだ丸い形に、直していても心和みます。小さな欠片二つを麦漆を用いて接着し、金を蒔いて修理完了。あとはしばらく(1ヶ月ぐらいは使わずに置いておきたい)漆が定着するのを待つのみです。
これで大体2千5百円程度の修理代になります。

それにしても特注でお願いしている水野さんの急須と湯呑がいつまで経っても出来上がってきません。ご注文いただいているお客様にはほんとに申し訳ありませんが、きっと素晴らしい出来上がりで近いうちに納品されると思いますので、もうしばらくお待ち下さい。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※水野さんの急須の在庫状況はメールにてこちらまでお問い合わせ下さい。
愛らしく機能的な急須、少々ございます。

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2006年10月24日 (火)

金継ぎ写真

最近行った金継ぎの仕事です。

Kintugi19_1 Kintugi33 Kintugi12_1




Kintugi3 Kintugi40_1




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2006年10月23日 (月)

金継ぎ写真?

Kintugi001_1 金継ぎに使っている筆は洗濯ばさみで挟んで干します。
これで筆先が真っすぐに乾きます。
茶色い板は本当は掛花入れなんかをかけるために作ったのですが、普段はほとんど筆やらメジャーやらを掛けるのに使ってしまっています。。。
板の一部が白く光っているのは、縁側に置いた金継ぎ途中の大鉢に張った水の反射光(水を張っているのは漆を乾かすためです。漆は湿度によって乾きます。乾くといっていますが、本当は硬化するわけです)。ゆらゆらときれいだったので思わずパチリ。写真ではゆらゆらが全くわからないのが残念です。

Kintugi004 そしてこちらがその大鉢。
萬理さんが豪快に轆轤で挽き上げた尺一寸(約33cm)ぐらいのもの。
焼成時に縁に入った小さな傷に金を施します。

今日は金継ぎに関する問い合わせや納品が重なったので、金継ぎつながりの写真2枚をご紹介しました。

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2006年8月25日 (金)

もう一息…

Kintugi007_2休み明けの今日、随分と日が暮れるのが早くなったなぁと感じました。昼間はまだまだ真夏の暑さですが、朝夕が少し涼しくなってきて、秋の兆しも僅かに感じられるようになってきました。

お預かりして2ヶ月あまり。
ようやくここまで漕ぎ着けました。
週に1、2回、器の修理をしていますが、
激しく割れたこの2つはやはり少々時間が掛かってしまっています。
これだけ割れていると修理代も新品を買うのと同じかそれ以上かかってしまいますが、思い入れのある器とのことで修理を依頼されました。
後は金を入れるだけですので、完成までもうしばらくお待ち下さい。

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